”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!”(17年)

こりゃ実に刺激的な邦題だ。思わず内容を確かめたくなるぞ、、原題は”Renegades”

と言って”反逆者”とか”裏切り者”、みたいな意味なんだがそれが一気にこの邦題へ、確かに気を引くタイトルだが”ネイビーシールズ”は要らないんじゃないかい?”海軍/SEALs”なら意味は判るがカタカナで書かれるとまごつくなぁ~、なので端的に”ナチスの金塊を奪還せよ!”でも良かったのに、。

原題の意味するところからはかなり離れているが実際には海軍の特殊部隊、5人の活躍を描いたものなのでまあいいっか、、。ルック・ベンソンが脚本を書いているのでまあアクションものとしては間違いなかろう。内容は、、;

95年の事、マット率いる5人のネイビー・シールズ部隊は、紛争末期のサラエボで作戦を展開していた。そんなある日、メンバーの1人が、恋に落ちた現地のウェイトレスから、湖に眠るナチスの金塊の話を聞く。

その金塊は重さ27トン、総額は3億ドルに及ぶ膨大なもので、彼はウェイトレスからその金塊があれば、戦争に苦しむ避難民を救うことができるので、是非引き揚げてほしいと懇願される。

こうして5人は引き揚げ作戦を計画するが、その湖は敵の陣地内にあるため、実行には困難が予想された。それでも5人は水深45メートルの湖から、8時間という限られた時間で金塊を運び出す作戦を実行に移すのだが、、byウィキ

問題なのはこんな作戦を軍の関与なしに実行し引き揚げた金塊を半々に分配し5人の仲間はそれを懐に軍とはサヨナラしようと目論んでいるのだ。軍部のトップに唯一”有名”な男優さん、JKシモンズが配役されている以外は先の5人も余り馴染みのある人は出ていない。まあその分、新鮮味が増すのだがしかしなあ上官に内緒で遂行出来る作戦にしてはチョイと大掛かり過ぎるのだが、。

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30トン近い金塊を水中から揚げる工夫は良かったが敵が迫って来る場面でのやり取りがちょっと緊迫感に欠ける、、それに敵に追われるに至る経緯が内通者がいる訳じゃないしちょっと安直過ぎる。ここはもっとルック・ベンソン流に徹して欲しかったなぁ~、、裏切り者がいてどんでん返しがあって、最後のハラハラドキドキ感導入は得意じゃなかったのかな?ああ、やっぱり脚本を書いているだけなのでダメなのかな?

これは邦題負けって事になる?そりゃ原題をそのまま”レネゲイド”とか”反逆者”じゃそもそも絶対にチャンネルを合わせてないからね。