”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ハンターキラー潜航せよ”(18年)

おお~、、これが最新の潜水艦映画かぁ~、、?と言うのがふっと浮かんだ印象だ。何せ先日から”深く静かに潜航せよ”とか”眼下の敵”などの古典映画を見ていたので普通潜水艦が発射する魚雷ってのはそのまま真っすぐ、前にしか行かないものだとばかり思いきやトンでもない、ちゃんと制御装置があり艦内から左右、上下と自由自在に水中を進む事が出来る。

ちょっと昔の主役はステルス艦として”レッドオクトーバーを追え”に登場した潜水艦、これは音を出さずに敵艦にも見つからず敵地へ忍び込むってのが最新鋭だと言われていたのに、。それに模型を使った画面じゃない画像処理のCG技術には驚かされる。これが潜水艦も撮影技術も半世紀以上の進歩って事になるんだろう。

いやはや、映画館へ行こうかどうしようか迷った一作だったがこれなら映画館へ行けばよかったと後悔している。シニアなら1100円、数か月遅れでJ:COMで540円、ならば映画館の臨場感が断然良かったと思うのだが、、。

主演のアメリカ側艦長にジェラルド・バトラー、良く見ないと判らない参謀本部議長にゲイリー・オールドマンが扮している。この映画ではアメリカが対峙するのは某国、、とか仮想国ではなくロシア連邦、その大統領まで出て来てしまう。まあクーデターを首謀するのがあっちの国防相のトップとはっきりしているが何処からも文句は出なかったんだろうか?日本映画で敵は〇国なんてやったら又、あっちじゃ大騒ぎどころか暴動が起きるんじゃなかろうか?まあその逆をやられても困るが、、。

ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が艦長を務めるアメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーに、ロシア近海で行方不明になった同海軍原潜の捜索命令が下る。やがてハンターキラーは、沈没したロシア海軍の原潜を発見し、生存していた艦長を捕虜として拘束する。さらに、ロシアで極秘偵察任務にあたるネイビーシールズが、世界の命運を左右する巨大な陰謀をつかむ。それを受けてハンターキラーは、敵だらけのロシア海域に潜航する。by シネマトデイ

となっているが背景よし、緊迫感よし、原作よし、演出よし、撮影よしの良いとこ詰め、なかなかに見応えのある潜水艦ものでした。でも配役が、やっぱり敵艦のクルト・ユルゲンスは超えれないしアメリカ側の艦長もクラーク・ゲイブルやロバート・ミッチャムそれにバート・ランカスターは超えてないのだ。何となくロシア側はラミウス艦長=ショーン・コネリーだし、キラーハンター側は戦術顧問としてジャック・ライアン(配役は誰が良いか?)が乗り込み敵の動きを察知してデンゼル・ワシントン艦長に告げる、、何て事を考えてしまった。

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