”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

採血、それが談笑に

18年の10月6日に札幌の新千歳空港へ軟着陸して丁度一年が過ぎた。この12か月、豪雪も経験し雪道ですっ転んだのは僅かに一度だけ(20回くらいしか出掛けてないので率からいっても5%か?)で風邪もひかず体重も落ちず(これは困ったもんだ)、オレオレ詐欺にも遭遇せず無事にやって来れた。

一番の悲しい出来事はエリーを亡くした事だろう、、でも事前に調べて判っていた事だが住居環境、食事、物価(東京や横浜に比較し)にも満足している。そんなで一年に一度くらいは腰痛以外の体調管理もして置こうと思い紹介されている内科医を訪ね血液検査をして貰う事に、、。

札幌でも予約制度が充実して来て(支払いは相変わらず現金オンリーだが)今回もちゃんと2時のアポを取り時間前には受付の待合室に座っていた。2時を10分くらい過ぎた頃に呼ばれて処置室へ、どうも先生にお目に掛かる前に採血されるようだ。

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”ハイ、guchさんですね?此処に座って腕を出してください”、、すると”あら、オーストラリアに住んでられたんですか?”っと聞かれる。うん、何でそんな事が判るんだ?一瞬返答に困っちまった、、そうっか過去の診療データ(とは言っても何も書かれてないが過去30年は日本に住んでなかったと事前に伝えてある)、カルテにそんな事が書かれているんだろうかな、、とは思いつつ”そうなんですよ、ずっとブリスベンってオーストラリアじゃ3番目に大きい都市に居たんです”っと答えるとその看護婦さん”あんれ~、、奇遇ですねワタシもワーキングホリディでブリスベンに住んでたんです”っと答えが返って来た。

恐らくこの確率たるや、、オーストラリア移民局のデータによると日本からは年々減少気味だが7~8000人程度としてその内7割以上が女性として5600人、その中で札幌出身となると僅か500人程度、うちブリスベンに住み着いたケースは20%程度じゃなかろうか?10年の累積で1万人かぁ?更に医療関連に従事したワーホリ出身者となると10%にも満たないだろう。それがこのジイさんの目の前で採血しているってケースはどうやって見積もっても0.05%、、となると宝くじの当選確率か??

そんなですっかり話が弾んでしまった。周りにも他の看護師さんや事務所の人、患者さんもいたので長居は出来なかったが”〇〇語学学校へ通ってました”とか”ホームステイ先は郊外の〇〇町”でした、、とかでこの一年、札幌へ来て共通するオーストラリアそれもブリスベンで互いに知っている地名や場所が出て来るのは初めての経験でした、。