”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ラッキーナンバー7”(06年)

ふーん、、邦題は”ラッキーナンバー7”か、原題は”Lucky Number Slevin”と言うのだがSlevinをSevenと読み間違ったのか??それはチト、ジジイの早とちりだった。

06年公開って事はもう13年が経過しているのだが全く知らない映画だった。何せ配役がジョシュ・ハートネット(そうだったコイツが苦手なので敬遠したんだ)にモーガン・フリーマンベン・キングスレールーシー・リューブルース・ウィリスと早々たるメンバーで夫々が主演に抜擢されてもおかしくない。

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大筋は”大好物”のミステリー仕立て、、とは言っても犯人探しじゃなくて悪い奴ら同士を対立させ誰が誰を裏切っているのか、挙句に悪者同士が壮絶なる戦いを仕向けられ喧嘩両成敗を狙うものである。劇中どんでん返しあり裏切りありで見ている側にも誰がイチバン悪いんだぁ~、、と判らない仕掛け。そして終盤やっと全体像が見えて来るっと言う展開で最初の5分を見逃したんだが現在その出だしの数分を探して再放送がないか番組表と睨めっこしている。

見始めた場面は20年前、ニューヨークの競馬場で興奮剤を使った八百長が計画され、偶然その情報を知った通り掛かりの男はノミ屋から2万ドルを借金して、7番の馬に賭ける。しかし、その馬はゴール直前で転倒し失格、、借金が返せなくなったマックスは、ノミ屋の背後にいたギャングに拉致され、見せしめに妻子もろとも殺される。

そして一転して現在、スレヴン(J・ハートネット)いう若い男が友人のニックを尋ねてニューヨークにやってくるが、ニックは部屋を留守にしている。スレヴンが勝手に部屋へ入ってシャワーを浴びていると、部屋にやってきたギャング二人組にニックと間違われ、裸のまま彼らの「ボス」(M・フリーマン)のもとへ連れていかれる。ニックに多額の金を貸しているボスは、自分の息子が暗殺されたことに対する報復として、ライバル組織のリーダー「ラビ」(B・キングスレー)の息子を暗殺するようニック(スレヴン)に強要する。スレヴンは人違いだと主張するが受け入れられず、諦めて暗殺を引き受ける。

しかし、ボスはプロの殺し屋・グッドキャット(B・ウィリス)にも暗殺を依頼しており、ニック(スレヴン)を偽装工作の犠牲にする計画であることがほのめかされる。またグッドキャットはラビのもとにも顔を出す。ボスやラビの下に出入りするスレヴンを怪しいと感じたブリコウスキー刑事は彼を追い始め、ニックの隣室の女性監察医・リンジー(L・リュー)はスレヴンが巻き込まれた事件の謎解きを始める。

っとまあこれで監督がコーエン兄弟とかタラちゃんだったらもう一捻りあったかも知れないが最後まで目が離せない。なかなかに上手く出来た映画だった。

ニラレバ注意;ウィキには以下のように最後の種明かしまで書かれていた、、

そうした周囲に翻弄されつつも、ラビの息子に会って彼の部屋に招かれたスレヴンは暗殺を敢行。さらに、そこへやってきたグッドキャットと協力して、息子の護衛や事件現場を始末し、ボスとラビをも拉致・拘束する。実は、グッドキャットとスレヴンは共謀しており、両組織のノミ屋を殺して帳簿を奪ったのも、ボスの息子を暗殺したのも、二人の仕業だった。そして、20年前、当時は仲間だったボスとラビが八百長事件でマックスを殺したこと、マックスの子供を殺すよう命じられたグッドキャットはその子を連れてニューヨークを去ったこと、負けた馬の名は「ラッキー・ナンバー・スレヴン」であったことが明かされる。こうしてスレヴンと名乗る男は両親を殺した一味に復讐を遂げるのでありました。早い話、冒頭で通り掛かりの男が”スレヴン”を”セヴン”と聞き間違ったって事でした、、(笑)。ああ、オレも”ネタバレ”を”ニラレバ”と書いているし、。