”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”レオン” - 完全版(94年)

今やルック・ベンソンとジャン・レノの代表作、ナタリー・ポートマン衝撃のデビュー作、それにゲイリー・オールドマンの”狂った刑事役”は大絶賛され殆ど”名作”入りに向かってまっしぐらだ。最初に見たのはオーストラリアはブリスベン、場末の個人経営映画館だった。確かタイトルは”The Professional”じゃなかったか?

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R指定だったのでさほど観客動員は思わしくなくあっという間にロードショーも終わってしまった。その後、タイトルに”Leon”が付いて再上映された気がするがその時はもう堂々たる興行成績で一気にオージー達にベンソン、レノ、ポートマン&オールドマンが浸透した。

今回放映されたものには”完全版”と書かれている。じゃ今までのは”不完全版”として我らは見せられていたのか??じゃあナニが違うのか気になったので調べてみた。そしたら普通版は110分、国際版だと133分、更にこの”完全版”(要するにディレクターカットとかエクステンデッドバージョン)は136分って事で普通版とは26分も違いがあるって事が判った。

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監督が表現したかったレオンの過去、それにマチルダが暗殺修行を積む場面や二人のセリフが12歳の少女と中年おっさん間に愛情表現があったようで公開当初はカットされてしまったとか、。それらを全部まとめて再編集したものが”完全版”とされている由、まあこりゃ時代の流れなので公開当時は不可だった表現方法も20年も経過すると”表現の自由”のお陰でOKとなっているようだ、まあ近年その逆もあるのだが。

何れにせよルック・ベンソンはこの映画で脚光を浴びその後、大御所としてフランス映画界、いや世界の映画界を引っ張る大活躍をしている。

IMDbを見ると読者からの評価が8.5となっている(ワタシも確か8点を献上)がこれってR15指定の映画としてはダントツの評価だ。ワタシがこよなく愛する殺し屋”シカリオ”だって7.6なんだがなぁ~、、改めて読み返してみると随分と手抜きだ。