”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ザ・ヤクザ”(74年)

ヤクザとは関係ないのだが一ヶ月ほど前に突然郵送で”企業年金連合会”とか言う所から何やら重要そうな書類が送られて来た。う~ん、、連合会かぁ?ナンか怪しいな、と思い早速ネットで検索、フリーダイアルと表示されている番号へも掛けてみた。

その時点でこりゃ別に怪しいものじゃないし年金機構の外郭団体だって事が判り同封されていた書類に記入し始めた。しかしまあ何処でどうやって調べたのやらもう半世紀も前にバイト勤めしていた会社が加入していた企業団体から年金が支給されるそうな。

しかし内容を見て行くとやれ住民票だ、国民年金・厚生年金保険年金証書だの職歴だの写真付きで個人と証明できる身分証明書やら送り返す書類が沢山ある。そんだけやって僅か一年っきゃ勤めてなかったのに一体幾ら頂けるのやら??

取り合えず各種書かれていた通りの書類をまとめて返送したのだが一昨日再度その連合会から”書類の不備があるのでもう一度ご確認願います”と又、封書が送られて来た。っでジイさんキレちまった、、、早速相談窓口へ電話を入れて”先日ちゃんと言われた通りの書類は送ったんですが、、”と言ってみる。電話口に出た女性は恐らくPCでワタシの年金番号やら詳細を見ているんだろうが即座に”住民票やその他頂いているのですが、、企業年金証書がないのです”っと来た。”でも其方の提出書類ご案内に”厚生年金保険年金証書”でも良いと書かれていたのでそれを送ったんですが、”、もうこうなると禅問答だ。”はい、判りました。今ちゃんとコピーをとったのでもう一度返送します”。

しかしまあこれがお役所仕事なんだろうか?既にワタシの証明は出来ているし年金機構からも支給されている、、なのにまだ違う書類がいるのか?それも50年も前に勤務していた会社が属していた企業年金積立だがな、、全部身元もバレているしちゃんとその時期、その期間勤務していた事は先方も確認済だ。これで毎月2000円ポッキリの支給って事だったらもっとキレてやる。

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そんな気分で見始めた”ザ・ヤクザ”、、もう殆ど高倉健主演で東映が制作した任侠映画でゲスト出演にロバート・ミッチャムって雰囲気だ。しかしオレの頭もいい加減だ、てっきり監督はロマン・ポランスキーだったと思ったらシドニー・ポラックでした。他の配役、岸恵子岡田英次、ジェームス・繁田はしっかり覚えていたし懐かしさがいっぱいの映画、公開当時は日本の描写がちょっと、、っと思ったが後年同じ高倉健が出演した”ブラックレイン”(89年)は別格としてもかなり総指揮を担当した日本側の意向が反映されているようだ。

ロスで私立探偵をしているハリー(R・ミッチャム)は旧友のジョージ・タナー(ブライアン・キース)から、暴力団・東野組に誘拐された娘を救出してほしいと依頼される。タナーは海運会社を営んでいるが裏の顔はマフィアでもあり、武器密輸のトラブルで東野組と抗争中だった。東野が殺し屋・加藤(待田京介)送り、娘のドレスの切れ端をタナーに渡して4日以内にタナーが日本に来なければ娘の命はないと通達。タナーは、かつて進駐軍憲兵として日本に勤務していた旧友のハリーに相談したと言う訳だ。ハリーは日本語が堪能な上、田中健高倉健)という暴力団の幹部と面識があった。

田中健は、ハリーには大きな借りがあるので東野との交渉もうまく行くだろうというのがタナーの目算だった。こうしてハリーは二十年ぶりに東京へ向かう、、。

そんな雰囲気で進むのだが此処までは日本の描写もないしヘンテコな日本語も出て来ないので安心して見てられる

そしていよいよ舞台は日本へ、、ハリーはバー「キルマーハウス」を訪れる。戦後の混乱のさなかに田中英子(岸恵子)と知り合い、子連れの英子が娼婦にならずにすんだのもハリーの愛情のおかげだった。別れたのは米軍は日本軍だった兄の敵だったからとされていた。実は英子の夫だった健が奇跡的に戦場から復員し健は妻と娘が受けた恩義を尊び、二人から遠去かる。ハリーには健と英子の関係を兄妹と話していた。軍の命令で日本を去らなければならなくなったハリーはタナーからまとまった金を用意してもらい、バーを英子に与えたのだった。娘・花子も今は美しく成長して、心からハリーを歓迎した。

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となりこれからが東映任侠映画の開幕だぁ~、、、。

と一部ウィキから転用させて貰いましたが剣道家田中健高倉健、ややこしい、の真剣が冴えわたる、後半の舞台は京都へ移り裏切りありヤクザの儀式ありで120分完結一本勝負、でした。”ブラックレイン”の最後、マイケル・ダグラスを”ニックさん、マサさん”と呼び合うって終わり方じゃないのだがそれなりに”ケンさん、ハリーさん”で双方”痛み分け”って感じでした。