”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ジュマンジ2 / ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル”(17年)

何気なくJ:COM配信のニュースを眺めていて間違ってボタンを押してしまった。慌ててキャンセルボタンを探したが遅かりし内蔵助、、”36時間、何回でも繰り返しご覧頂けます”の表示が、、調べたら200円課金されると書いてあるのでじゃあそのまま、、って最後まで見てしまった。

最初の”ジュマンジ”(96年)はロビン・ウィリアムズが主演で奇抜なファミリー向けアイデア作品だった。今回はそれをリブートしたとか書かれているが主演はドウェイン・ジョンソンジャック・ブラックなどで全米で公開3週目にして”スター・ウォーズ/最後のジェダイ”(17年)を抜き、世界55カ国でNo.1を獲得しちゃったそうだ。

更には全世界興行収入は、日本公開前に960億円突破という大ヒットを記録し 日本では18年4月に公開され、興行収入12.4億円を達成、個性的なキャラクターやストーリー展開が受け、大人気となりましたとさ、、もうワタシにはついて行けない。昨今こんな映画がヒットするんだ。

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早い話、出演者が夫々アバターを使ってジャングルへ冒険の旅に出る、(イヤ、ゲームを始めたらいきなりジャングルだったんだ)そしてゲームよろしく各自の得意技を駆使して難関を突破、レベルをクリアーしてゴールへ向かい最後には現実社会へ戻って来ると言うお話なのでそれこそ何でもOK、何でもアリの映画って事になる。

96年度版は古風なボードゲーム、すごろく状態で盤上に積まれたカードを取り謎を解きながら駒を進めて行く、、だったが今回のは初期のファミコンゲーム式、選んだキャラクターには夫々ステータスと言うか得意技があり自身がその人物になり切るのだ。腕に3本の刺青バーコードがありそれが個々のライフって事らしい、。

もう映画とは言ってもそこには脚本も演技もあったもんじゃない、演出だってジャングルを背景にCGとブルーシートを使った撮影ばかり、そりゃ各自に個性はあるのだがわくわくドキドキと言うよりは舞台設定と奇想天外なアクションシーンの連続だった。これだとセリフは字幕を追うより吹き替えの方が断然好まれるんだろうな、。

そしたら今度はこのクリスマス時期に第三弾として前作と同じ配役で”ジュマンジ3 / ネクスト・レベル”ってのが公開されるらしい。もうボタンの押し間違いはしないぞ、。

 

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 そんな比較はするもんじゃないのだが、今年私のイチバンのお気に入り映画”グリーンブック”は全世界で330億円の興行収入を上げている。この”ジュマンジ2”の半分以下かぁ??日本国内ではやっとこさ22億円、それって収益ランキング一位の”天気の子”の140億円には遠く及ばないのだ。やっぱりそんなもんなんだ、、。

評論家諸氏が絶賛する秀作が必ずや興行的に成功する訳じゃないって事の証明なんだろう、そんな事は合点承知の助だがこんだけ差が付くと我々シニア世代は益々映画館から足が遠のくような気がする。