２０２０年が明けてアメリカの野球オープン戦開幕まであと一ヶ月ちょっととなって来た。だがしかし今、海の向こうでは大騒動が起きている。既にこの二日間で一昨年の覇者、ワールドシリーズのチャンピオンだったヒューストン・アストロズの監督と球団社長のクビが飛び、当時ベンチで参謀だった翌年の覇者、ボストン・レッドソックスの監督のクビも飛んでしまったのだ、、。実際には球界からは長期間追放と言う処分だったが全員が引率退職願いを提出している。
何でこんな事態になったかと言うと遡る事２年前のシーズン終了前のチャンピオンシップ・シリーズとそれに続くワールドシリーズでアストロスのサイン盗み疑惑が発覚した。実はこの試合には我らがダルビッシュ投手（当時はロス・アンジェルス、ドジャース在籍）が深く関わっている。この試合で彼の投げる球全てが相手に読まれていて僅か１回も持たずに降板しているのだ。当時ダルビッシュはサインを盗まれている、、と異議を申し立てたが誰も聞く耳を持たず結果、彼の不甲斐なさで、、と片付けられたのだがそれがやっとこの２０２０年になって証明されたと言う訳だ。
手口は非常に巧妙でビデオ判定に使われる機材、映像から人的に球種や投手のクセを読み取りそれを次の打者へ伝達していたと言うモノで昨今の新テクノロジーがあればこそ出来たサイン盗み技だ、当然球場内のモニター室には関係者以外は一切入れないようになっているのだがそれを何らかの方法で外部へ漏らしてたって事になる。
無論その昔からサインを盗むのは一流選手の証さ、とは言われていたが裸眼で時速１５０ｋｍで飛んで来る球を一瞬にして読み取るなんて事は不可能だ。あくまでもそれは自分の頭で判断して予測する技術が常道だった、それを電子器具を使い飛んで来る球を詳細に分析してしまえば１００％は無理としてかなりの確率で何処へ何が投げ込まれるか判別出来るようになるだろう、。それ故、今回のメージャーリーグ本尊ではこのサイン疑惑を革新技術の産物として非常に重く受け止めている。
今回の裁定で主導していたのは当時の監督とベンチでコーチを務めていた参謀の二人、と言われているがこりゃもっと奥が深そうだ。そんなで現在彼方ではアストロズもレッドソックスもワールドシリーズのチャンピオンとしての名誉は剥奪すべきじゃないのか、？とかなり真剣に議論、報道されている。
現実的には両チームとも最優秀賞ものの監督を失った訳でこの痛手はかなり大きいし恐らく公式戦が開始されても両球団の試合ではブーイングの嵐が巻き起こるだろう。今回は監督、コーチから情報を得ていたとして両チームの選手には何の処分も課されていないようだが最終的には選手たちがその恩恵を甘受していた訳でファンは黙っちゃいないと確信出来る。それにしてもどうやってこの２球団は立て直しを図るのか、その前に監督を探さねば、、。
そしていよいよアメフトのシーズンも終了間際になって来ている。残るは全３２チームの中から勝ち上がって来た４チームだけ、、それが夫々対戦してＡＦＣとＮＦＣリーグのチャンピオンが決まる。更にその２チームが２月３日マイアミで開催されるスーパーボウルへ向けて歩を進めるのだ。
アメリカン・フットボールは野球と違って試合時間が決まっているし攻撃時に彼らクオーターバックと呼ばれるタマを投げる選手の出来がその試合をかなり大きく左右する事はファンならずとも良く知っている。
ＮＦＣはグリーンベイ・パッカースＶＳサンフランシスコ４９ersの対決でパッカーズにはアーロン・ロジャーズと言う名ＱＢがいる。４９ersにはジミー・ガロポロと言う若いＱＢがいてこの二人の出来次第で勝敗が動く気がする、、今期は双方とも１３勝３敗の成績でもうどちらが勝ってもおかしくない。
ＡＦＣのテネシー・タイタンズはライアン・タナヒルＱＢと若きＱＢ（２年目）のパトリック・マホームズがいるカンサス・シティ、チーフスが対戦相手だ。唯一タイタンズだけは予想を完全に覆して今季９勝７敗だったのにこのプレイオフでは奮起して此処まで登り詰めて来た。チーフスが今季１２勝４敗だった事を思うとこのチャンピオンシップ戦はさてどうなるのやら、、？
今週末はこの２試合が組まれていて又、朝は５時起きになるような気がする。そしてその先にある栄誉あるスーパーボウルは、、；（今年はハーフタイムショーにジェニファー・ロペスとシャキラが登場するらしい）
この時期は完全にハリウッドのＧＧやオスカーや洋画もＪ：ＣＯＭにNetflixも越えているのだ、大相撲しかり、そうだ”ジョーカー”を早く見ないと、。
もうｆｐｄさんに絶交だぁ～、、と絶縁状を突き付けられているんだった、”サイタマ県”も遂に跳んで何かを受賞したらしいし。
