”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”トレーニング デイ”(01年)

公開された2001年、何時も”善人役”が多かったデンゼル・ワシントンが極悪非道って訳じゃないのだがワルの麻薬捜査官を演じたのは特筆すべき事だった。そして映画ファンや評論家が驚いている間にアカデミー賞では主演男優賞を受賞してしまった。

 

f:id:guch63:20200228172249j:plain

 

映画の舞台はロスアンジェルス、それもかなりコワい地域でロケ撮影されているので臨場感は凄い、背後に出て来るエキストラは恐らくホンモノの売人とかギャング団だとして驚かないぞ。

”Training Day”として新米麻薬捜査官、ジェイク(イーサン・ホーク)がアロンゾ(D・ワシントン)のパートナーとして街へ出る初日の24時間を追っただけの短い期間だがそりゃもう実に長い、The Longest Day になっているのだ。

ベテラン刑事と新人刑事の組み合わせというバディムービーにありがちな設定だが、本作は二人が対立を乗り越えて仲良くなるようなことはなく、むしろ対立が決定的決裂に至る点でバディムービーとは全く異なっている。と解説されているがその通り、焦点はさてジェイクも悪に染まって行くのか、、っと見ている側には思わせるが結局ジェイクは”ダークサイド”には落ちて行かない。

この頃のハリウッド映画は見ている我々にも主演男優賞が納得出来るデンゼル・ワシントンだった。彼は70年代半ばから舞台俳優としてブロードウェイで多くの演劇に出演している。むしろ映画俳優としてよりシェイクスピアやその他、古典劇俳優として確たる地位を築いているのだ。”遠い夜明け”(87年)、”グローリー”(89年)、”マルコムX”(92年)、”ザ・ハリケーン”(99年)、”アメリカン・ギャングスター”(07年)、”フライト”(12年)、”フェンス”(16年)、、、等々と実に幅広い活躍をしている。

1970年代後半、まだ駆け出しの新人俳優だったデンゼルは、大先輩、大親友であるシドニー・ポワチエに、「君のキャリアは最初の3〜4本の出演作で決まる。自分がいいと信じる役が来るまで待つべきだ」とアドバイスされ、言われるがままにいくつかの「黒人らしい」役を断った。その後、社会派の伝記映画『遠い夜明け』に抜擢され、オスカー俳優のケヴィン・クライン相手に一歩も引けを取らぬ見事な演技を披露して、社会派の黒人俳優だと世間に認識され、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。現在デンゼルは、他の多くの黒人俳優のようにコメディアンやエンタテイナー、あるいは名悪役として認知されるのではなく、社会派の名優としての地位を完璧なまでに築いた。と知らないファンが書かれていた。