そりゃ映画には必ずやヒーローが出て来る、だがしかし近年は”ヴィラン”(villain)等とも評されるが其処には”極悪人”がいてこそ初めて我らのヒーローが生きて来るのだ。そんな悪役列伝を時系列で語ってみたい、、;
映画は西部劇の名作”シェーン”(53年)、出番もセリフも極端に少なかったがこのジャック・パランスの存在感は凄かった、。間違いなくコヤツの凄さがあったらばこそシェーンがヒーローとして去って行けたのだ。劇中の役名がジャック・ウィルソンってのにも妙に納得したっけ(笑)。
お次は映画、”ベン・ハー”(59年)からで劇中ベン・ハーの幼馴染で宿敵、メッサラを演じたスティーブン・ボイドだ。兎に角、悪いヤツだった、、自身の出世欲に駆られ親友を裏切りその母親と妹までも牢獄へ幽閉し戦車レースではあの手この手を使ってベンちゃんを殺してやろうと非情の限りを尽くす、。これは一世一代の演技じゃないか?何と言ってもまだ映画無垢の少年にはそれ程にも鮮烈な極悪人として脳裏に残っている。
そしてこのオヤジ、、映画は勿論”地上より永遠に”(53年)、流石にリアルタイムじゃ見てないがこの営倉の鬼兵曹長、ファッツオを演じたアーネスト・ボーグナインだ。映画ではフランク・シナトラ演じるマッジオをなぶり殺し、今度はハワイの裏道でストリートファイトの結果主人公、プルーイット(モンゴメリー・クリフト)の脇腹を刺し最終的にはそれが致命傷に、、でもこのファッツオは返り討ちに遭うのだが、。
ああ~、、やっと此処まで書いたのに家内が呼んでる、、続きは後日、。