”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”007 / リビング・デイライツ”(87年)

長く制作されている007シリーズの第15作目、ロジャー・ムーアのボンドを受けて抜擢されたティモシー・ダルトンがこれと次作の”消されたライセンス”でジェームズ・ボンドを演じた。初代ショーン・コネリー後はチョイとお笑い系だった作風にティモシー・ボンドはかなりリアルで緊迫感あるスパイ映画になっている。

もう既に何回も何回も繰り返し見ているのだがこのコロナ旋風のお陰なのかJ:COMではこれまでの全作品を無料で配信しているのだ。その繰り返しのなかでもこの”リビング・デイライツ”は恐らく片手の指で数えられる程っきゃ見てないだろう。

 

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こうやってティモシー・ダルトンのスチールを見ながら書類選考すれば彼でも悪きゃないのだがどうもボンドにするには”華”がないし女たらし振りがちょっと板についてないような、、その分かなりシリアスで良いのだが今度は”悪役=ヴィラン”がちっこいのだ。この映画でもロシアのKGB長官、アメリカ人の武器商人、、麻薬密売犯等で頭脳犯で極悪人には至らず怖さも狂い加減も生ぬるいのだ。これは時代の流れなので無理もないがこの87年に12年の”スカイフォール”で登場して来たラウル・シルヴァ(ハビエル・バルデム)みたいな悪いヤツじゃやり過ぎになるかも??

 

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欧州での東西の情報戦が熾烈を極めるなか、KGB高官コスコフ将軍(ジェローン・クラッペ)が亡命を望んでることを知ったボンド(T・ダルトン)は、チェコに飛んで、計画を実行。美しきチェリストのカーラ(マリアム・ダボ)の妨害にあうが、亡命は成功。英国に渡ったコスコフは、M(ロバート・ブラウン)と国防大臣(ジェフリー・キーン)に西側スパイ暗殺計画の情報を提供する。

KGB長官プーシキン(ジョン・リス・デイヴィス)が指揮するその暗殺計画を阻止するために、ボンドはタンジールに向かった。ウィーンでカーラと出会い、彼女がKGBに追われているのを知ったボンドは、英国より脱出したコスコフが裏では国際的武器商人ウイティカー(ジョー・ドン・ベイカー)とつながりがあるのをつきとめる。

ダイヤと麻薬をさばいて巨額の富をきずいていた彼ら。プーシキンとボンドは手を組み、一計をはかるが、ボンドとカーラはつかまり、ウイティカーらにアフガニスタンに連行される。しかし、反共ゲリラに助けられたボンドらは、ウイティカーの計画--欧州最大大麻産出地帯よりの五千万ドル、五千キロの麻薬取引きを阻止する。映画.com