”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”刑事モース ~オックスフォード事件簿~”(12年)

伝統的なイギリスの刑事ドラマ、既にシーズンは18年に第5、23話まで制作されていて大変な人気らしい。今回シネフィルWOWOWで放映されたのはシリーズの前哨戦と言うか始めてモースが事件を担当する言わば処女事件だ。

原題は彼のファーストネームから”Endeavour”と言うがこれが又、珍しい名前だ。以前から放映されていたのは”主任警部モース”なんだが此方はそのモース警部の若かりし頃を描いたもので主演をショーン・エヴァンスと言う俳優が演じている。

背景になる時代は1960年代中頃、場所はオックスフォードで今回遭遇する事件は、、;

 

 

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15歳の少女が殺害され、彼女のボーイフレンドが明らかに自殺と思われる状態で発見される。オックスフォード市警は捜査の過程で少女たちがセックス・パーティに参加し、政治家やビジネスマン、市の有力者、警察官らに売春を斡旋されていたことを突き止めるが、証拠の入手は困難を極めた。

刑事巡査になったばかりのエンデバー・モースは重要と思わなかった捜査情報を上司に報告せず、叱責を受ける。元々文学の道を志していたモースは血や死体が苦手なため、警察を辞める決意をする。しかしながら、モースの捜査能力を認めたフレッド・サーズデイ警部補は、モースに捜査を続けさせてこの事件を無事に解決に導き、オックスフォードを去ろうとしていたモースを引き留める。

 

っと言う事になるのだがやはりイギリス刑事ドラマの真骨頂を見る事が出来る。まず第一に脚本がしっかりしていて人物描写が巧みだ、演出が良いからだと思うがモースが真犯人へ辿り着く過程が実に見事だ。日本の刑事ものでは絶対に真似が出来ない舞台装置、と言うか時代を遡った手腕にはもう感動するっきゃない。

無論携帯電話もないしファックスを多用する場面なんかもありゃしない、それに管理人だって出て来ないし、、*1。それにこの時代でもパトカーで瞬間移動する場面さえないし演出が実にリアルだ。拳銃の携帯は不可だしカーチェイスも一切ない、、それでも見終わって感激出来るってのは何故だろう?

ウィキによると、、;(この第一話、邦題は”華麗なる賭け / ある晴れた日に”)

13年から連続ドラマとして放映開始、18年に放送開始のシーズン5は68年を舞台としている。その後、英国では19年にシーズン6(全4エピソード)、20年にはシーズン7(全3エピソード)が放送された。なおシーズン8の製作もすでに決定している。

日本での放送は、WOWOWプライムで二ヶ国語版放送を日本初放送、シネフィルWOWOWで字幕版日本初放送、その後、BSプレミアムで二ヶ国語版放送という流れになっている。 2020年3月現在、WOWOWプライムで放送済みなのはCase25まで、シネフィルWOWOWで放送済みはCase17まで。 2018年2月10日から4月7日までNHK BSプレミアムパイロット版からシーズン2まで全9話が放送された。また、2020年2月8日から再放送(Case.10~13)の後に、3月7日から新作(Case.14~17)が放送された。[3] WOWOW版とは各話につけられているサブタイトルが一部異なっている。

 

となっているのでこりゃ当分楽しめそうだ、、。

 

 

*1:´∀`