”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ザ・ラストシップ” (14年)

その昔、”渚にて”(59年)と言うかなり衝撃的な映画があった。スタンリー・クレーマー監督でグレゴリー・ペックエヴァ・ガードナーが主演、核戦争を扱った人類末期を描いた作品、地球の国々が核の灰に覆われ存続不可能になり唯一米海軍の潜水艦に残された僅かな乗員がまだ汚染されていないオーストラリアはメルボルンに向かい自分たちの最後はどうするか、、を判断する社会派問題作だった。

まあそれが”ザ・ラストサブマリン”だったがこの14年から5シーズンに渡って放映された”ザ・ラストシップ”は今や核兵器よりも怖い”新型ウィルス”の蔓延を描いているのだ。実にタイムリーな事で原作を書いたウィリアム・ブリンクリーは88年にこの新型コロナ騒動を予測していたのだ。

 

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劇中恐らくどこぞの都知事さんは絶対にこのドラマを見ているんじゃないかと推察されるようなセリフが満載だ。クラスターの発生が予測されるパンデミックの世界、ステイホームが義務つけられソーシャル・ディスタンスを守り防護マスクは必須、場合によってはフェイス・ガードも着用、、、っともうそっくり都知事さんのお言葉だ。

潜水艦と駆逐艦の差はあるがこんな概略だ、、;

突如発生した新型ウイルスの蔓延によって荒廃した世界において、その難を逃れた1隻のアメリカ海軍駆逐艦の乗員たちと彼らに協力するウイルス学者たちが世界を救うために戦う。物語が進むにつれ、乗員たちは人口が急減した世界で権力を握ろうとするさまざまな敵と戦うようになる。

で結局気が付いたらこの週末は一気にシーズン1の10話まで突っ走ってしまった。劇中新型ウイルスの抗体研究に人生を掛けるレイチェル・スコット博士に扮しているローナ・ミトラがちょっと前のケイト・ベッキンセイルに酷使している。てっきり最初は本人だと思っていたくらいだ、、。

 

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こうやって見比べると違うなぁ~、、でも果たしてどっちがどっちだったか??