”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

野球をテーマにした秀作

やっとアメリカでも野球が始まりこのところ寝不足だ、、それに映画館は勿論、TVでも映画に接する時間がなく朝はメージャーリーグ、夜は日本の野球中継と映画どころじゃなくなって来ている。今年はメージャーが僅か60試合、日本は120試合で決着させるらしいが短期決戦となると余計に目が離せない。

これは過去にも絶対記事にしているのだが中でも特に印象に残る野球を題材にした映画を選んでみた。

マネーボール”(11年)- ブラッド・ピット主演で映画化された実在する”ダメチーム”(当時は)を興行的にも成功に導く映画だった。舞台はアメリカンリーグ、西地区で毎年どん尻状態のチーム、オークランド・アスレチックスだ。現役だった選手も多く出ているし球団のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンを実に巧く演じたブラピは賞賛された。

”オールド・ルーキー”(02年) - これは個人的にもかなり好きなスポ根ものだ。主演はデニス・クエイドでその奥さんにレイチェル・グリフィス(オージーの女優さん)。これも実話で何と35歳になって長年の夢を叶えてタンパベイ(当時)で中継ぎ投手としてデビューしたジム・モリスのお話だ。長年好きだった野球を親父さんの転勤転勤で継続出来ず学校の先生だったものを生徒たちそれに奥さんに後押しされ遂にデビューする感動編だった。

 

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”人生の特等席”(12年)- クリント・イーストウッドが主演のオールド・スカウト役、娘の弁護士役をエイミー・アダムスが実に魅力的に演じていた。これも実在するアトランタ・ブレーブスが舞台で長年スカウトマンとして南部一帯で若い将来性のある逸材を求めて球場から球場へ旅して回る引退間際のお爺ちゃん、最後は実にスカッとする結末でやはり映画はこれじゃなきゃいかんよな、、と妙に納得出来る作品だった。

ラブ・オブ・ザ・ゲーム”(99年) - 実在するデトロイト・タイガースを舞台に引退勧告をされているビリー・チャペル(実在しない選手)をケヴィン・コスナーが演じている。試合は恐らくこれがプロ生活最後の先発になるやも知れない試合が中心でゲーム中に彼の過去、現在進行中の恋人、ジェーン(ケリー・プレストン)との馴れ初め等を語る手法だ。気が付くとビリーは誰もランナーを出していない、、って事はこりゃ完全試合か?と終盤はドキドキ感が一層増す演出にはすっかりやられちまった。

 

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フィールド・オブ・ドリームス”(89年) - これは野球映画を語る上で外す訳には行かない秀作だ。主演はこれまたケヴィン・コスナーで実に幻想的な一面もある素晴らしい映画だった。別に彼が野球選手を演じる訳じゃないのだが実在した”シューレス”、ジョー・ジャクソンを描いている。

がんばれ!ベアーズ”(76年) - チョイとジャンルは違うかも知れないがこれはやはり映画+野球ファンには見逃せない。ウォルター・マッソーが酔いどれ少年リーグの監督、そして唯一女の子でチーム一の名ピッチャーがテイタム・オニール、笑いあり怒りあり、ぐうたら監督ありで公開当時は世界中で大ヒットした、、残念乍ら柳の下にはドジョウは居なかった、、続編ではトニー・カーチスがチームの監督、そして日本遠征がメインだったがコイツはダメだった、、。

それら以外にもトム・セレックがメージャーリーガーとして日本のチーム立て直しにやって来る”ミスター・ベースボール”(92年)には高倉健も出ていたし”メージャー・リーグ”ではチャーリー・シーンが大活躍した、これは結局シリーズ化されて3本も作られたがどうもお笑いの要素が多くてワタシ好みじゃない、、。そうだったキアヌ・リーブスが割と良かった”ハード・ボール”(01年)なんて映画もあったっけ、、。

 

さあこれから本物の野球中継だぁ~、、