”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”地上より永遠に”(53年)

4年前の記事を引っ張て来た。その背景にある映画は、”地上より永遠に”である。その顛末は、、;

 

制作されたのは53年なのでもう60年以上の歳月が経過している。今回のハワイ旅行では”楽園より永遠に”とばかりこの映画のロケ地を数か所見て回った。娘は”何っ、それって何処、どんな映画??”と言うが”まあまあ、、良いじゃないか”と諭して滞在場所から小一時間かけドライブがてらに行って来た。

劇中バート・ランカスターとデボラ・カーが波打ち際で抱き合うシーン、その有名な一シーンが撮影された場所が”ハロナ・ビーチ”と言う。
 
もう半世紀以上も前に撮影された現場じゃ人気もないし誰もそんな場所さえ知らないだろう、、、ちょっと寄るだけだよと地図を頼りに行ったのだが、。あんりゃ、大型バスは来ているし小型の観光客を乗せたバスがどんどん入って来る。駐車場もちゃんと整備されていて崖の上には手すりが張り巡らせてあるぞ。何処にも撮影記念碑はないがこりゃもう完全に観光名所になっているじゃないか。
 
恐らく撮影当時はその辺の海岸っぷち、、人気のない場所での撮影として選ばれたハズ、それがこの映画の存在さえも知らないだろう中国人が大挙してカメラを構えているし若いビキニの女性たちだって映画のシーンとは一切関係なく名所旧跡として見下ろしている感じだった。
映画では崖を数段下りるだけで海岸へ降り立つのだが実際の現場は50m以上の急で階段もない岩場を下る事になる。
 

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このブログの初期設定画面にも使っているのだが上から眺めるとこんな感じだ。
 
これは崖の上から撮ったものだが小さな入り江に打ち寄せる波がとても魅力的で繰り返し寄せ返す波は上から見ていても飽きさせない、、当時のロケ班担当者がこれを見てジンネマン監督に進言したことはごく自然の成り行きだったと想像出来る。
 
下まで降りて泳いだり寝そべっている人もいるがこりゃ”行きはよいよい帰りは怖い”、とてもジジイには登って来る勇気もないので上から見るだけにして置いた。
 
12月7日の真珠湾攻撃(この映画の背景)前後には毎年思い出しちゃこの映画を見ているのだが今年はちょっと早めに遭遇してしまったので、、。