”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ザ・クラッカー / 真夜中のアウトロー”(81年)

この映画、原題は”Thief”(泥棒)だけなんだが邦題は如何にも原題っぽっく”ザ”を付けて”クラッカー”だと、これじゃ”あったり前田のクラッカー”と勘違いするなぁ~、、。言わんとする事はモノを潰す”クラッシュ”から来ているんだろうか?主人公が金庫をぶっ壊す場面が連続して出て来るのでそれを和製英語にしたんかな??お菓子のクラッカーを食っている場面は無かったし、、。しかし副題が”真夜中のアウトロー”、、これもイマイチ意味が判らない邦題、”真夜中のギター”ってのはあったが、、。

 

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映画の主演はジェームス・カーン、それと珍しくチューズデイ・ウェルド、もうかれこれ40年も前の映画なのでお二人とも実に若い。ジェームス・カーンの代表作はやはり”ゴッドファーザー”のソニー兄貴役だがキレやすく、激高しやすい設定、実生活でもああなんじゃないかと思わせる程にすぐにキレる。

映画の舞台はシカゴ、そこで中古自動車の販売を営むフランク(J・カーン)は、裏の世界ではプロの金庫破りとして活躍している。現在刑務所に収監されている大泥棒のオクラ(ウィリー・ネルソン)を実の父の様に慕い、彼の教えを守って仲間と仕事をこなしていた。

しかしそんな生活に嫌気がさしたフランクはウェイトレスのジェシー(T・ウェルド)と新しい人生を始めようとしたが、犯罪組織のボスであるレオ(ロバート・プロスキー)がフランクの腕を買って仕事を依頼してくる。

狙う獲物は何時もダイヤモンドってのがこだわりなんだか、毎回現金には目もくれずひたすらダイヤを狙う、しかしフランクはこれが最後だと大きい山を踏むことにしたのは良いがレオは全く聞く耳を持たない。懇願するフランクの頼みを聞かずレオは逆ギレする始末だ、、そして終盤のクライマックスへ突入。

今、改めて拝見すると携帯電話はないし金庫破りの方法もアセチレンで金庫の表面を焼き切ると言うオールドファッションな手法だ。最新のハイテク技術なんてものは一切出て来ないし実にアナログな”強盗犯”で御座いました。

 

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こっちは息子のスコット・カーン、もう長い間(10年間)”ハワイ・ファイブ -0”で主演のスティーブの相棒として活躍している。パパのジェームスはもう80歳を過ぎているが息子のスコットはまだ若いしアクション映画などで活躍中だ。