”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ラブ・オブ・ザ・ゲーム”(99年)

又、見ちまった、、余程新作で見たいと思わせる、、イヤ、洋画自体がないせいだろうか?J:COMで課金されても良いですが、、と言っているのに食指の動く映画が全くないのにはこっちがビックリしている。やはりそろそろネトフリか??
 
このケヴィン・コスナーデトロイト・タイガースのエースとして最後のマウンドに立つ映画はかなり好きだ、、例え対戦相手がヤンキースでしかも完全試合を演じられてもだ、、それに名物、アナウンサーのヴィン・スカリーがこの試合の解説者として出演している、そう彼はロスアンジェルスドジャースの専任解説者で長い間、ドジャース・スタジアム専属でやっていたのだ。なので本来はこの試合で解説はする訳はない、、。
 

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しかしまあこの映画の原題は”For Love Of The Game"で”、愛する試合の為になんだが最初の”For”がないので邦題の意味は違う事になる。どうしてこんな場合、安直にカタカナにするかな、、?先日も八点鐘さんがブログに”シン・レッド・ライン”を投稿されていた。異色戦争映画で好きな作品だがカタカナで”シン”と表示すれば普通”Sin”だろう、これじゃ意味が全く違うのだ、。だって映画の原題は”Thin Red Line”で”Thin”で”薄い”と”罪”じゃお話にならないくらいに意味が違う、、これは公開当時配給元へ苦情を投稿したが返事はなかった、、。
 
かようにこれとか”ナイト”とか”ザ”なんてのはそのままカタカナにしないで欲しい。ナイトじゃ夜なのか騎士なのか、、続く言葉で判断も出来やしない。ダーク・ナイトとくりゃ”騎士”だと思うが”暗黒の夜”だってあるのだ、。
 
こっちの”愛する試合の為に”の方は架空の選手、ビリー・チャペルが現役最後の試合に臨む、実在のアメリカンリーグ中部地区、タイガースの選手として登場。ビリーは今夜はえらく調子が良い、キャッチャーのガズともコンビ抜群、回を重ねて気が付くとずっとノーヒットだ。
 
その彼の脳裏を過去の出来事、今壊れそうになっている恋人、ジェーン(ケリー・プレストン)の事が頭をよぎる。そして試合はいよいよ大詰め、果たして大記録達成なるか、、と言う映画なのだが、、回を追うごとに過去のジェーンとの出会い、自身が怪我をして再起を誓った事などが走馬灯が如く過って行く。
 
そして球団はシーズン終了後には買収される事になっているし自分も40歳、球団オーナーが変わってももう長くは選手生活は続けられないだろう、。そしていよいよ試合も終盤、、買収後の自身の身の振り方を球場で観戦しているオーナーに伝える為に白球に”I'm through,, For Love of the Game!”と書いてベンチの職員に託して手渡して貰う、。もうこの場面は100%涙腺崩壊だった、。
 

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このケヴィン・コスナーはスポーツ選手が実に良く似合うな、、プロゴルファーもやったし、、学生時代にはスポーツ万能だったらしいのでやはりサマになっているよ。もう一本かれが野球選手を演じた映画がある、、それは”さよならゲーム”(88年)、スーザン・サランドンと共演していたが此方もなかなかの出来だった。しがない二軍の選手を演じたのだがやはりユニフォームが似合っていた。