”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”チコと鮫”(62年)

 

これは公開されたのが東京の帝劇(現在の帝国劇場)でシネラマ方式だったと思う。タイトル通りチコと言う少年と鮫との交流を描いた作品で舞台はタヒチだった。

 

f:id:guch63:20201117163257j:plain

 

神秘的、童話的であり、時には夢のように非現実的でさえある南海の楽園タヒチ。昔からここの漁夫たちにとって、人食い鮫は最大の仇敵とされていた。

ある時、少年チコは海岸に迷い込んでいた人食い鮫の子供を見つけた。チコは、女友だちディアーナと一緒に浜辺に水たまりをつくり、餌を与えて小さな鮫をひそかに育てていった。ある日、だいぶ成長した鮫は、チコとディアーナを豊かな色彩に満ちた大洋の海底深く、あるいは珊瑚礁の間を次々と案内して、すばらしい風景の浜辺へつれ出すのだった。

が、突然、海底深くもぐり、二人の視野から姿を消した。それ以来、鮫は毎日海岸で待つチコのもとには帰って来なかった。十年たち、チコ(アル・カウエ)はたくましい若者に成長していた。仲間たちと漁に出たチコは、ある日、海底で五メートルもある巨大な鮫と再会した。鮫に対する友情は、チコを現実の社会からだんだん引き離していった。が、タヒチにも文明の波が押しよせ、チコと鮫がかつてのように楽しく暮すことはできなくなってきた。

チコは将来を約束した美しい幼な友だちディアーナ(マルレーヌ・アマング)と鮫をつれ、二人と一匹が平和に暮せる島を求めて、タヒチを出て行く決心をした。長年、アメリカで暮し、文明生活を身につけてきたディアーナはチコの愛情と、文明と近代が彼女に与えた生活との二者択一に悩んだが、潔よく文明を捨て、人間性の回復を求めて、チコとともにタヒチの波間に消えていった。

 
っと映画ドットコムには書かれていたが実に素晴らしいタヒチの海が画面全体に広がっていた、。もうこれは”パイトラ”、”青い珊瑚礁”と同レベルの映画で風景は観光地巡りと言われてもハイその通りですだった。チコとディアーナが理想郷を求めて島を出て行くのだが果たしてサメちゃんはどうなるんだろうか?イヤ~、、実にキレイで美しい画面と評価するだけで充分さ。