”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”特捜部Q - カルテ番号64”(18年)

以前記事にしているがこの”特捜部Q”シリーズはデンマークのユッシ・エーズラ・オールソンと言う作家が書いている警察モノでこれまでに8冊を書き下ろしそれが映画化されている。

以前ブログに投稿した時点では、、;

織の中の女

キジ殺し

Pからのメッセージ

の3作を一気に見たのだが今回はその次に書かれた;

カルテ番号64

がやっと配信されて見る事が出来た。この後には、;

知りすぎたマルコー

吊るされた少女

自撮りする女たち

アサドの祈り

とまだ4作あるのだがさて何時になった全部見れるのか?どうもこんな風に細切れにされるとある時点でそんな映画があったことさえ忘れてしまう。放映するならそれなりに定期的にやってくれないものだろうか?それの方が主人公の性格を追えるし興味も尽きない、今回のようにナンで主人公は冒頭から脱力感でいっぱいでやる気がないのか判るハズなんだが、。

大筋としては”コールドケース”の事件、迷宮入りだったものがひょんなところから現代起きている殺しに繋がっていくと言うモノで30年前に起きた事が蘇ったり8年前に起きた事件が妙な繋がりを見せて行く、。日本にも同じような刑事モノが沢山あるが主演は個性的な二人プラス女性刑事一人、如何にも警察署の本流じゃない部署で活躍する訳だが見始めるともう止まらない、。

この”カルテ番号64”はやはり古い事件だがテーマはその昔、アーリア人種を崇めた犯人グループが強制的に不妊手術を実施し、他所からの移民政策を排除し優秀な白人種の世界を作ろうとする展開だ。こんな発想は日本みたいに全人口の99%が同一民族だなんてケースでは想像もつかない物語になっている。

 

 

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それでも好きなジャンル、それも珍しい北欧の映画、こりゃスティーグ・ラーセン(スウェーデン)の”ミレニアム・シリーズ”から映画化された”ドラゴン・タトゥーの女”に限りなく近い描写満載のド真ん中のストライクだぁ~、、。