”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

エドワード・モンゴメリー・クリフト

最近は新作劇場公開用の映画に殆ど接してないのでもうブログを更新して行くネタがなくなった。なので自分が前日(或いはもうちょっと前)に投稿したモノから勝手に”しり取り”風に投稿する事に、、。二度続けて”クレオパトラ”とかエリザベス・テイラーだったので一番彼女と共演した男優で際立っていた人を、。

それはモンティ・クリフトっかな?恐らく知る人は今や皆無だと思うが1920年、ド田舎の町、ネブラスカ州オマハで生まれている。13歳にて子役デビューしたが映画界には48年に初登場、ジョン・ウェインが主演だった”赤い河”で初々しいカウボーイを演じた。

 

f:id:guch63:20201210163903j:plain

何処かジェームズ・ディーンに通じる風貌でストイックなところや内面に問題を抱えている風情もそっくりだった。51年の”陽のあたる場所”、57年の”愛情の花咲く樹”、59年の”去年の夏 突然に”、と生涯17本しか出演作がなく僅か45歳で亡くなっている割にはエリザベス・テイラーとの共演が多かったんじゃなかろうか?

 

f:id:guch63:20201210163927j:plain

 

どれも素晴らしい作品だったがワタシには最初で最後、”地上より永遠に”に於けるロバートE・リー・プルーイット役が一番印象に残っている。そうだ、背景は日本軍の真珠湾攻撃だった、それが奇しくも12月8日の事だった(現地の7日)、。

この映画はもう何度見ている事か、、ハワイではロケ地巡りまでして来たしこのブログの背景映像だってその時に撮ったもの、あのバート・ランカスターとデボラ・カーが波打ち際で絡むシーンになっているハロナ・ビーチ・コーブだ。

61年には”ニュールンベルグ裁判”でアカデミー賞にもノミネートされたがその後、病状(大腸炎)が悪化、66年に心臓発作で帰らぬ人に、、。24歳と若くして逝ったジェームス・ディーン(1931~55年)と同じで映画界に取っては衝撃的な急逝だった、、もっともっと多くの映画に出て欲しかった。