”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”レジェンド・オブ・フォール / 果てしなき想い”(94年)

これはブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンズ主演の一大叙事詩、でもこれまで見るチャンスが無かったのだ、、その理由としてこの邦題はヒドイぜ、ここで副題として付いている”果てしなき想い”は後年くっ付けたんじゃないかと思うが公開時には訳の判らないカタカナ表示だけだったと思う。

第一原題は"LEGEND OF THE FALL"なので”ザ”が抜けている。いい加減な邦題にする位ならちゃんとした英訳で日本語表示にして欲しい。何も全部カタカナにする必要はないように思うのだが、、。

それにしても近年の洋画はほぼカタカナ表示になっている。今もTVじゃ”ロード・オブ・ザ・リング”をやっているのだが何故その昔、翻訳された時のまま”指輪物語”じゃいけなんだろうか?”パイレーツ・オブ・カリビアン”だって”パイカリ”と言われる位なら”カリブの海賊”で良いじゃないか??いかんいかん、、本筋から”果てしなく離れてしまった”。


戦いの記憶から逃れる為、深い山奥の牧場で生活を送る元騎兵隊の父と3人の息子達。時は流れ、息子達はそれぞれの思いを胸に人生を模索してゆくが、強大な運命がやがて一家を巻き込んでゆく……。自然美溢れる雄大な映像、心揺さぶられるストーリー展開、繊細でかつ叙情的な心理描写とどこをとってもスキのない感動巨編! 観て絶対損ナシ!

 

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っとオール・シネマには書かれているが確かに雄大な映画でブラピの魅力満載、舞台の背景は1900年代でもう西部劇じゃなくて都市部にはクルマも走っているし電気もある生活環境だ。戦地から帰還したラドロー大佐(アンソニー・ホプキンズ)はアルフレッド(エイダン・クイン)、トリスタン(B・ピット)とサミュエルの息子3人に囲まれて手広く牧場を経営している。

そして第一次戦争が勃発、息子3人は出征するがサミュエルは戦死、恋人で残されたスザンナ(ジュリア・オーモンド)は失意のどん底だ。そんなスザンナを慰めているうちに何時しかトリスタンと愛する仲に、。そしてそれからがこの映画の本領発揮、まさにレジェンドに向かってまっしぐら、、と言う壮大なお話になってくる。

本編は133分だが描かれた年月や時代は優に20年近いものがある、、終盤トリスタンが山に入りクマと対峙する場面では時代設定が1963年となっているのだ。って事は激動の時代を生き抜いたルッドロウ家の”伝説滅亡”のお話って事になる。

これはもっと早くに見ておれば良かったなぁ~、、。