”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”マチネの終わりに”(19年)

実に久し振りに邦画へ、、何故見る気になったのか?恐らく”マチネ”と言う言葉に誘われたんじゃなかろうか?そもそもこれはフランス語で”matinee”書く、最初の"n"にアクセント記号があったような、。それが英語じゃそのまま使用されていてその昔、ブロードウェイの公演では格安だった”昼の公演”を指していた。映画館も同様に昼間は半額程度で見れたもんだ、。

日曜の”昼下がりの、、情事”はあり得ないので丁度始まったところだったのでそのまま、、いや、そうじゃない録画したんだった。原作は平野啓一郎が書いた同名の長編小説らしいがこれまで読んだことはない。

主演には福山雅治、そして石田ゆり子が配役されていてパリからニューヨークへと海外ロケも敢行されている。キャプションには”大人の恋愛ストーリーとあり天才ギタリストと国際ジャーナリストが行き違いの結果、6年も会えなかった”、とあった。

 

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本編は高名なギタリスト蒔野聡史(福山雅治)の公演で始まる。成功裏に終わり打ち上げ慰労会の席にも呼ばれた小峰洋子(石田ゆり子)と瞬時に恋に落ちる二人、、それを斜めに眺めるマネージャーの三谷早苗(桜井ユキ)、しかし小峰には婚約者がいる。

そんな出演者の立ち位置からああなってこうなってそしてこうなって、、と一転二転する物語に。此処まで見てうん、こりゃキーラ・ナイトレイとジェームス・マカボイの”つぐない”に似てないかな?と思い当たった。あっちは妹がウソをついてしまった結果、そのまま不幸な結末に向かってしまうのだが此方は如何にも現代風にスマホがあった為に二人の仲が割かれてしまう、、と言うそんな展開だ。

人生なんてそんなちょっとした嫉妬心、妬み、願望から全く”予期せぬ出来事”が起きるものなのだが、、見終わって原作者の平野啓一郎を検索したらご本人も昔からギター演奏に関わりフランスにも滞在されてそうな、。やはりこの映画全編の風景や思考力はその影響によるんじゃなかろうかと妙に納得出来た。

エンディングはニューヨークのセントラル・パーク、昔は無かった噴水を囲む石畳の広場で互いを認め合う蒔野聡史と小峰洋子、、噴水の真ん中をよぎって抱き合うか、と思ったが互いに右へ、左へと回り出して終わりになってしまった、。二人の間にワンコかニャンコが居たら絶対にオレも泣いていた、(笑)。

その次に見たのは”空母いぶき”、、コイツは金返せ、だった。最も課金はされていないのだが、、どうやら原作はビッグコミックに連載されているらしい、、やっぱりな。だから邦画は好きになれないのだよ、。