”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

"The Crossing ザ・クロッシング Part 1”(14年)

監督はジョン・ウー、そしてチャン・ツィイー金城武と来て香港、中国の合作、制作費に76億円も投入した二部構成の大作とくりゃ見ない訳にはいかない。初日はパート1で時代背景は戦争末期の47年の物語だった。

確かに壮大な物語で戦闘場面も迫力がある。中国本土での対戦なので当然日本軍が敵になる訳だが、、冒頭はそんな迫力ある戦闘場面を挟み登場人物を紹介してくれる。しかしまあ日本語の字幕で見ているのだが良く判らないのだ。これはオレの理解力が欠乏しているからなのか登場人物の名前が複雑でしかも歴史的背景が判っていないせいなのか出演者を追うのが精一杯で物語の筋が見えて来ないのだ。

 

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やっと中国軍の若き将軍殿の存在が理解出来たがそのレイ・イーファンを演じているのがホアン・シャオミンで彼が一目ぼれする相手がチョウ・ユンファンで此方は韓国の女優さんソン・ヘギョンが演じている。舞台になっている国際都市は上海、そして二人は結婚するが職業軍人のレイは戦地へ向かっていく。

しかし待てよ、もう日本軍相手の戦争は終わっているので彼が向かったのは台湾かぁ?そこでウィキを覗いたらその戦争は”第二次国共内戦”と呼ばれ”中華民国・国民政府軍VS中国共産党の紅軍”との対戦らしい。早い話、蒋介石VS毛沢東の戦いなんだが先のレイは毛沢東派として戦場に立っていたようだ、、

ダメだもう一度歴史を検証し直してからじゃないと訳が判らない、、。でもこの映画、中国語の原題は”太平綸”となっている。即ち、これじゃなかろうか?;

太平輪沈没事故(たいへいりんちんぼつじこ)は1949年1月27日に発生した海難事故である。中華民國中聯企業公司客船太平輪上海から基隆市に向けて夜間航行中に過積載(2093トン)と航海灯の無灯火により、舟山群島海域の白節山簡体字:白节山)付近で石炭や木材を運搬中の貨物船建元輪と衝突し、両船とも沈没した。

太平輪に乗っていた1000人が死亡した。オーストラリア軍艦が34人を、舟山群島の漁師が登録されていない人々(未記名人員)を救助したが、生存者は合わせて50人だった。この事故は、中国のタイタニック号沈没事故と呼ばれる

これがどうやらこの映画のメインテーマ、パート2のメイン・イベントらしい。長澤まさみも出演と書いてある。さあどうしようやっぱり見るっきゃないのか?

でも何となく”西部戦線異状なし”から”地上より永遠に”を経て”タイタニック”に至るみたいの映画じゃなのかな?