日本では”バレンタインデイ”と言うとチョコレートだがこれは恐らく菓子メーカーの陰謀じゃなかろうか？そもそもこれは ”St. Valentine's Day” が正式名称でキリスト教徒のお祝いだ。クリスマスのプレゼントとは違い男女間での贈り物を交換する日であり別にチョコレートは元来何処にも出て来ない。
昨日久し振りに”不要不急の外出を避けてください”、、と言われていたにも関わらず市内のデパートへ入ったらそりゃもう凄い人だかりが、それにチョコレート売り場だけが大幅に場所を拡張していてコロナ禍は何処へ、？と思わず首を傾げてしまった。
映画にも良く登場するこの日だが確か”お熱いのがお好き”（５９年）では冒頭、バンドマンのトニー・カーチスとジャック・レモンがギャング団の抗争に巻き込まれ虐殺場面を目撃してしまう。それがシカゴギャング団の”バレンタインの虐殺”として後年有名になった出来事じゃなかったかな？
我が家に戻って昨晩はその”バレンタインデイ”を祝して今年になって初めての外食に行って来た。実にこの２０２１年、１月から２月になりこれまでずっと”家食”だったのが途切れた日である。ランチにファーストフードさえも行ってなかった、宅配は何回か経験したが出掛けた事はなかった、。そしてその出掛けた先の寿司は回っていなかった、、対面であれこれと注文して握って貰う、やっぱり寿司屋はこれじゃないと、。
この寿司屋の本店は実家のすぐご近所、オープンしたのはオレが中学校へ行きだした頃だった、握ってくれた”大将”はこの札幌店の店長で（定年後に再雇用）多い時は毎月本店へ業務報告へ行くそうな、、。
そんな話をしていたら”本店の隣にはうなぎの宮川があったでしょ？”とか”あの角には鶏専門業者が、、”、そうそう”向かいは本屋だ”とか東京ローカルの話題に終始した。そしたら一席空けた隣にいたご夫婦が今日は”結婚１５周年なんすよ”と、、これが又、我らの息子くらいだが妙に話が合ってしまい、家内は完全に蚊帳の外、、いかんいかん、折角のバレンタインデイなのに、、と思いつつ満腹になって帰路へ、余韻に浸る間もなく１０分で我が家だった、我々にはチョコレートは要らない、それより江戸前寿司さ。
こんな時、一大決心をしてやって来た札幌、そして引っ越して便利になった立地に間違いはなかったと自己満足に落ちたのであります（笑）。
