”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”真犯人”(18年)

これはタイトルにやられた、、結局録画して全5話を一気に二日で見てしまった。何の事はないWOWOWOが制作した立派な邦題である。うん、WOが一つ多い??

都会を離れた場所である日、殺人事件が起きる。捜査に駆り出された所轄の刑事は身元を確かめる為に奔走する。その身元を追う中で胸を刺されて亡くなっていた人物は41年前に当時5歳だった自身の息子が誘拐されその後、川べりで死体となって発見されていた事が判る。そしてその誘拐事件は41年が経過していまだに未解決だ、。

とそんな出だしで始まるのだがこりゃ舞台をアメリカ南部のミシシッピ河周辺に置き換えてもいけるんじゃなかろうか?ついそんな事を思いついてしまった。時代が現在と過去と交錯し途中の出来事も入るが当時その誘拐事件の捜査に駆り出されたのは上川隆也、そして現在の殺し事件を担当するのが小泉孝太郎だ。

 

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さてどんな風に41年前の誘拐事件に繋がっていくのか、、全編に謎解きの要素があり最初は何時この事件がどうやって繋がっていくのか興味が尽きない。

原作を書いたのは翔田寛(しょうだかん)と言う推理小説作家らしいが過去と現在が交錯し幾重にもプロットが練り込まれている作風は松本清張風かも知れない。

しかし原作は長編小説だがドラマ化では全編が5話、、、ちょっと長かった。もっとカット数はそのままでも迅速に進めれば3話くらいで決着させても良かったんじゃないかな?まあお話の方は現在、事件を担当している小泉クンが事件から15年が経過して時効寸前に再捜査を仕切っていた上川さん(既に引退している)と関係者の証言を突き付け合せて進んでいくスタイルで当時6人いた刑事仲間は先輩格のでんでん以外は現代には出て来ない。

実際に誘拐事件が起きたのが41年前、そして時効寸前の15年前に捜査を仕切っていた6人の刑事が現代の事件捜査に手を貸すって事なんだがこの辺がチョイとややこしくてオレのアタマじゃ切り替えが難しかった、。

衝撃的な誘拐事件の真相、そして現代起きた殺傷事件との関連性は如何に?更には警察内部には情報をマスコミに漏らすヤツ、それに自己ちゅうの署長さんと夫々が個性ある役柄、それをそっくりネットフリックスで企画を買い取って貰いアメリカ上陸、リメイクはどうだろう?