”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密”(19年)

原題は”Knives Out”とナイフ複数出ている状態なんだがそれをカタカナで表記すると”ナイブズ”、、相変わらず邦題は酷いもんだ。無理やりカタカナ表記にする必要はないような気もするんだが、。

映画は本格的ミステリー、、?と最初は期待したがそうは行かなかった、この種の映画の常でキャストはオールスターにはなっているが見終わっての印象は”勿体ない”だった。何せダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマス(007の新作でCIAの凄腕スパイとして登場、共演中)、クリストファー・プラマーからクリス・エヴァンスジェイミー・リー・カーチスマイケル・シャノンドン・ジョンソントニ・コレットと早々たるメンバーだ。

 

 

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裕福な犯罪小説家ハーラン・スロンビー(C・プラマー)がマサチューセッツ州の邸宅での85歳の誕生パーティーに家族を招待する。翌朝、ハーランの家政婦フラン(A・D・アルマス)がハーランが喉を切られて死んでいるのを発見する。警察はハーランの死因を自殺と認定するが、正体不明の者が私立探偵ブラン(D・クレイグ)を雇い捜査を依頼する。

ブランはハーランが家族と緊張関係にあったことを知る。ハーランは実の娘リンダの夫であるリチャードの不倫をばらすと脅していたし、義理の娘ジョニへの小遣いを猫ばばを理由に減らしていたし、次男ウォルターは出版社をクビになっていたし、孫のランサムとは言い争いをしていた。

ブランの知るところではなかったが、パーティーのあとでハーランの看護師マルタ・カブレラが誤っていつもの薬の代わりにモルヒネを致死量以上注射してしまうが、解毒剤が見つからず、そのままでは数分の命となる。マルタを守るため、ハーランはニセのアリバイを作るようマルタに指示する。マルタはハーランの指示通りに事を運ぶが、ハーランの年老いた母親がマルタを目撃しランサムと勘違いする。

マルタはウソをつくと必ず吐いてしまう癖があるため、ブランが尋問する際に真実は述べるのだが全ては明かさない。ブランは彼女に捜査への協力を求める。敷地を捜索する際に、マルタは証拠を隠滅しようとする。byウィキ

 

と言う展開で配役陣を眺めているだけでも見応えはあるのだが大きな違いは”イギリス映画”と”アメリカ映画”の違いではなかろうか?やはりこんな豪華な舞台設定はアメリカよりイギリスの格式あるお屋敷が似合う。

それにダニエル・クレイグアメリカの田舎のおっさん丸出しの役柄でセリフもそれ風なんだがどう演じても似合わないのだ。まあ真犯人だってその動機だって良くあるヤツでそれには米も英も日本さえも違いは無いと思うが折角、個性ある出演者の持ち味が生かされてなかったような、、これならアガサ・クリスティの原作を繰り返し繰り返しリピートして再現しても良かったんじゃなかろうか?