”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ジャングル・クルーズ”(21年)

こりゃ新作だ、、と言ってもやっとネット配信が始まったばかりで映画館ではとっくに上映が終わっている。まあデイズニーの制作なのでどんな展開かは判っちゃいたのだがボクとしては往年のハンフリー・ボガードキャサリン・ヘップバーン主演の”アフリカの女王”のリメイクを期待していたんだがそれはムリだった、。

 

 

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主演は今や一番の売れっ子、ドウェイン・ジョンソンとエメリー・ブラント(彼女が出ているってだけで440円払った)、で元ネタはデイズニーランドの”ジャングル・クルーズ”、そのままだ。これはもう”カリブの海賊”シリーズと舞台が違うだけでストーリーはほぼ同じ、多少”インディ・ジョーンズ”が混じっているがジャングルの秘境へ”月の涙”と言う不老長寿の花びらを探しに行くのだ、、しかもそれを邪魔するべく立ちはだかるのがドイツの将校、何時になっても時代が変わっても悪い役回りだ。

コロナ禍で制作が中断されたり公開が延期されたりと散々だったようだが主演のドウェイン・ジョンソンがプロデューサーに名を連ねている。本国ではデイズニーの専用動画チャンネルで配信をスタート、それと同時に劇場公開と何となくこれからの映画公開の方向性が試されていたような気がする。

まあそうは言っても全編もう殆どが合成撮影でこれじゃアニメを見ているのと何ら変わりがないのには驚いたエンターテイメントとして観客が家族連れて見てくれりゃデイズニー社の思うツボなんだろうが我ら世代にはもうついて行けない。

以前、デイズニーの制作部門に責任者として登用された重役が”今の大衆は素晴らしい脚本や演技力、そんなモノは映画に求めていない。スペクタルで派手な映像を体感してアクションにハラハラさせられる、、そんな作品が求められているんだ”とインタビューに答えていたのを覚えている。まさにこの映画はそれだ、、

昔はチャンスあらば何でも見てやるスタイルだったがもうマーベルやコレ、それにDCコミックやら華僑殿がふんだんに制作費をつぎ込んでいる映画などは先の重役さんには悪いがオレは辞退する。オワリ、、。