”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”シェットランド”(13年)

このところ映画を楽しむ時間が極端に減って来ている。まあ理由は色々あるのだが、、先日市内の映画館へ出掛けてもう一度”007 / ノー・タイム・トゥー・ダイ”を見ようとしたら封切後まだ8週間だと言うのに字幕版は朝の8時半一回だけ、、そのショックが残っている(笑)。

それ以外だと更新した家内の新しいスマホと同時にやって来たiPadエアーの操作と設定に四苦八苦しているだけか?これまでアップル製品には手を触れた事がないので設定が思い道理に行かないのでネットで検索していると直ぐに2~3時間が経過している。

それに来週からオレがネット環境のない所へ行くし家内も12月後半まで留守にするとかで色々と準備に忙しいのが現状だ。まあそれが理由でもないのだが毎回90分程度に集約されている”シェットランド”(Shetland)のシリーズ3話を一気に見終わった。

シェットランドと言えばワンコが有名だがイギリスから離れたスコットランドの行政地区でもう年間を通じてほぼ札幌の冬場みたいな亜寒帯とも言える島でのミステリー、犯罪シリーズだ。配信元のAXNによると、、;

 

 

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こんな事を書かれたらそりゃ見るっきゃないだろう?

2013年3月、英BBC1の放送時には800万人の視聴者を獲得し(英ITV調べ)、現在は続編の放送も決定した人気テレビシリーズ。日本でも「シェトランド四重奏」として4作品が翻訳され、読者を魅了している。シリーズの舞台となるのは、スコットランドの地方行政区画のひとつで、亜寒帯に属するシェトランド島。


ほとんどの島民が顔馴染という世界で、ちょっとした行き違いから無意識のうちに封印してきた怨嗟や嫉妬が滲み出し、殺意へと変わっていく濃密な人間描写、緻密な伏線、大胆なトリックで綴られるストーリーが展開する。監督は「ヴェラ~信念の女警部~」も手掛けるピーター・ホアー。シェトランド署のジミー・ペレス警部を英人気テレビシリーズ「プライミーバル」等に出演するダグラス・ヘンシュオールが演じ、部下のサンディ・ウィルソン巡査を「刑事ジョン・ルーサー」や「リッパー・ストリート」に出演するスティーブン・ロバートソンが演じている。

 

主人公の刑事さんはジミー、、ダグラス・ヘンシュオールと言う俳優さんが演じていて助手のトッシュにはアリソン・オドネル、、そしてもう一人若い刑事サンディにスティーブン・ロバートソンが扮している。このスティーブンはかなりお気に入りのやはりシリーズものだが”ルーサー”と言うイドリス・アルバが敏腕刑事に扮している作品でメッチャ怖い真犯人を演じていたので他の配役陣から見ても一番馴染みがあった。

映画の冒頭は島の寒そうな海岸に男の片腕が漂着しているのを犬の散歩をしているおっさんが発見する。っとまあショッキングな出だしで早速、町には一ヶ所しかない警察署の刑事、ジミーが呼び出される。一応検死官もいて身元を調べようとするが腕だけじゃどうにもならない、、、黒人で男性って事だけは判るのだが、。

セリフは無論英語だがスコットランドなのでかなり訛りが強くて聞き取りにくい、、ショーン・コネリーも普段はこんな喋り方をしていたんだろうな、、と思いつつジミーのセリフを聞き取るのが大変だった。

全編イギリスらしく派手なドンパチは一切ない、むしろ重厚な人間ドラマ風で主人公や容疑者たち一連の性格描写に尽きる。終盤は麻薬絡みに被害者の母親やその不可解な行動、そして大掛かりな犯罪組織の摘発、、それが誘拐事件になり人身売買事件とアクションは無くても一気に畳みかける手法はアメリカでも見習って欲しいかな?