11月29日から3週間以上の入院生活を余儀なくされやっと映画鑑賞に復帰出来た。その間、自動録画機能を使い収録して置いたAXNミステリーコレクションから”フランス絶景ミステリー・コレクション”、節目の40作品目になる”コルヌアイユ”を、、このシリーズは以前にも投稿しているのだがその時は第55話の”アキテーヌ”を鑑賞した後だった、どうも放映が前後しているのか単に既に見たものをオレが忘れているのか、、時系列に放映してくれないので前後がテレコになっているかも知れない。
しかし何れも劇場公開用に作られた作品と言ってもおかしくない、何と言ってもその魅力はタイトルにもあるように絶景なのだ、フランスの田舎町が中心でそのミステリーの舞台になっているが、その土地に伝わる伝説とか風習が生かされていて実に巧みにそのミステリーに花を添えている。
日本だとさしずめ”天橋立伝説”とか”平家の怨念伝説”ってイメージだがこっちのフランス版はあたかも観光案内を兼ねていて居ながらにして風光明媚な設定を楽しむことが出来る。
それともうひとつ、流石にフランス作品のなせる技なのか毎回活躍するのが女性刑事さんだったり制服の警官だったり、、それが実に魅力ある人たちなのである、、。毎回違う設定で同じ主人公が出て来るって訳じゃないのでその美女振りを楽しむのもこのシリーズの良さである。
今回久し振りにソファにひっくり返って拝見した”アキテーヌ / Acquitaine” では美女が二人出て来る。一人は刑事さんで夫も同様に辣腕刑事さん、そしてもう一人の美女は検死もする病理学者さんだ。無論、殺人事件の捜査がメインだがこの三人が横線として全体の構成に微妙な影を落として来る、、。
フランス有数の漁港があるブルターニュ地方の町で、女性の遺体が発見される。被害者は地元の名士の娘で、謝肉祭の仮装パレードのためにこの地に伝わる伝説の都イスのダユー姫の衣装を身にまとっていた。夫婦でタッグを組む刑事トリスタンとマリオンが捜査に挑む。一方、2人の親友で、かつて地元を離れたカテルが娘を連れて久々に町を訪れ、隠された過去が明かされる。
主人公の刑事さんがトリスタンって事でイゾルデ伝説も重なる演出、そしてその二人の女性を演じる二人が実に魅力的なのである、。全編フランス語なので字幕に頼るっきゃないのだがそれにしても女性が喋るフランス語は実にキレイだ、、見ているだけでこっちもフランス語で答えたくなる、。