”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”氷の接吻”(99年)

この邦題は絶対にアレを想像させているしひょっとしてオレみたいに間違って見てしまうアホがいると思っているんだろう、、。そのアレとは”氷の微笑”で内容はどうであれシャロン・ストーンの足の組み換えシーンがある映画で公開当時はファンが着けてる着けてないで狂喜したらしい、。

 

f:id:guch63:20220115150025j:plain

 

あっちは原題が”Basic Instinct”で"基本的本能”って事だがそれが”氷の微笑”に、、こっちのは原題が”Eye Of The Beholder"で”監視者の眼”って意味だがそれが”氷の接吻”、とこれまた100%内容とは関係ない邦題になっている、、。まあそのままカタカナで表記されるより断然興味あるタイトルじゃなかろうか?この”接吻”の方は主演がユアン・マクレガーでその相手がアシュリー・ジャッド、はっきり言って実に奇妙奇天烈な映画だった。以下はウィキから、、;

 

英国諜報局のアイ(ユアン・マクレガー)は、妻と娘に去られて以来精神のバランスを崩し、そのため度々自分の娘の幻覚を見るようになっている。ある調査の途中で監視中の調査対象が謎の女(A・ジャッド)に殺害される現場を目撃してしまったアイは、一旦は局へ連絡を入れるものの娘の幻覚から己の運命を示唆され独断で謎の女の後を追い始める。

彼女は異なるカツラを纏って偽名を使い、関わりを持った男たちをその手に掛けていく。そして何故か激しく慟哭しながら「メリークリスマス・パパ」と絞り出すように言うのだった。アイは女を執拗に追跡するが、彼女の方も自身を追う人物の存在に気づき始め、警戒する彼女は空港で知り合った裕福な盲目の老人アレックスに近付き彼に同行する。

アイは彼女の正体を探るため面会した刑務官のブロート博士からジョアナ・エリスという本名とその過去について聞きだす事に成功する。またジョアナは親密になったアレックスに彼女がクリスマスに父に捨てられた事を打ち明ける。「娘を失った父親」アイは「父に捨てられた娘」ジョアナに次第に接近していくが、ジョアナがアレックスと婚約したことにより焦りを感じ、常軌を逸した行動に出てしまう。

っと言う事なんだが若くて有能そうだったアイが徐々にジョアナと呼ばれる女に入れ込んでしまうのはちょっとムリがあるような、、幾ら精神的に情緒不安定だとしても(双方とも)勝手に殺人を犯して良い訳じゃあるまいしましてや情報部員なんだから殺人を阻止するべきなんじゃなかろうか?

この映画じゃアシュリーの足の組み換えシーンはなかったがどっぷりとお風呂に浸かるシーンがあった。着けてる着けてないじゃなくてこりゃ完全に着けてないサービスショットで確認する事が出来ました。

エンディングにしてもどうにも納得出来ない中途半端な気分のまま終わってしまった。当時のアシュリー・ジャッドは大ヒット作はないものの不屈の精神で折れても倒されても立ち上がるそんな骨太女性を演じていたのがウソみたいだった、。