”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”リトル・シングス”(21年)

これは原題も”The Little Things"まあ映画の雰囲気から行くと”小さな出来事”みたいな雰囲気だがそれをそのままカタカナにしないで欲しい、。自論だが”Th”の発音や”R”とか”L”が混合する単語はそのままカタカナにするのはヤメて欲しいものだ。

何故配給元は映画の内容を吟味してそれ相応の邦題を考えられないんだろう?この映画だってごく僅かなヒントが真犯人に迫るきっかけになるんだが、、まあそれにしても原題だって決して映画を表しているとは思えないが、、せめて我ら視聴者に見ようと思わせる邦題は着けられないんだろうか?

 

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確かに小さな出来事が事件の真相に迫って行くのだが映画自体の出来がそれ程良くないのだ、折角デンゼル・ワシントンラミ・マレックが辣腕刑事に扮して連続殺人事件を追うが、、どうもすっきしないエンディングでやっぱりこれじゃ劇場公開は無理だべ、と思わせてしまう。だからと言ってこんな邦題で良い訳じゃないのだが、。

時代背景は1990年頃のロス・アンジェルスで連続殺人事件の捜査がメインになっている。普通の刑事ミステリー事件にせずに違った角度から事件に焦点を合わせたかったと言う意味は充分理解出来る。でもそれがやり過ぎちゃって正攻法の刑事ドラマから離脱してしまう、折角のデンゼル・ワシントンも一緒に殺人事件を追うラミ・マレックもすっかり空回りしてしまった。

そんな展開は実に勿体ない、、これは脚本は無論だが演出が悪かったんじゃなかろうか?緊迫感もないし真犯人探しの醍醐味もない、どんな過去を生きて来てこんな刑事になっちまったんだかデンゼル・ワシントンラミ・マレックも見ている側は判るようでちっとも判らない、、しかも取っつかまえたヤツが本当に真犯人だったのかどうか、、それも最後まで判らないのだ。WOWOWよ、時間と金を返して欲しい。