今さらとも思うのだがオーストラリアンのバズ・ラーマン監督が満を期してエルビス・プレスリーの伝記映画を製作、脚本、監督を兼任してスクリーンへ送り出す。主演のエルビスを演じるのはオースティン・バトラーで彼の陰になり現役時代に全てを捧げたトム・パーカー大佐をトム・ハンクスが演じる。Youtubeには予告編が公開されているがさてどうしよう、、やっぱり見るかな?エルビスが主演した青春ミュージカルコメディは1956年の”Love Me Tender"から合計以下の32本あるようだがその殆どを見ている。別に根っからのファンと言う訳じゃなかったが気が付いたら1960年代に制作された作品が殆どでボクの映画歴とピッタリ重なるのである。
- やさしく愛して Love Me Tender(1956年)
- さまよう青春 Loving You(1957年)
- 監獄ロック Jailhouse Rock(1957年)
- 闇に響く声 King Creole(1958年)
- G.I.ブルース G.I. Blues(1960年)
- 燃える平原児 Flaming Star(1960年)
- 嵐の季節 Wild in the Country(1961年)
- ブルー・ハワイ Blue Hawaii(1961年)
- 夢の渚 Follow That Dream(1962年)
- 恋のKOパンチ Kid Galahad(1962年)
- ガール!ガール!ガール! Girls! Girls! Girls!(1962年)
- ヤング・ヤング・パレード It Happened at the World's Fair(1963年)
- アカプルコの海 Fun in Acapulco(1963年)
- キッスン・カズン Kissin' Cousins(1963年)
- ラスベガス万才 Viva Las Vegas(1964年)
- 青春カーニバル Roustabout(1964年)
- フロリダ万才 Girl Happy(1965年)
- いかすぜ!この恋 Tickle Me(1965年)
- ハレム万才 Harum Scarum(1965年)
- フランキーandジョニー Frankie and Johnny(1966年)
- ハワイアン・パラダイス Paradise, Hawaiian Style(1966年)
- カリフォルニア万才 Spinout(1966年)
- ゴー!ゴー!ゴー! Easy Come, Easy Go(1967年)
- ダブル・トラブル Double Trouble(1967年)
- ブルー・マイアミ Clambake(1967年)
- ステイ・アウェイ・ジョー Stay Away, Joe(1968年)
- スピードウェイ Speedway(1968年)
- バギー万才 Live a Little, Love a Little(1968年)
- 殺し屋の烙印 Charro!(1969年)
- トラブル・ウィズ・ガール The Trouble with Girls(1969年)
- チェンジ・オブ・ハビット Change of Habit(1969年)
- エルビス・オン・ステージ Elvis: That's the Way It Is(1970年)
- エルビス・オン・ツアー Elvis on Tour(1972年)
彼が今回エルビスを演じるオースティン・バトラーだがどうしてもバズ・ラーマン監督の過去の映画、特に”ダンシング・ヒーロー”(92年)の時に主演を演じたポール・マーキュリオを思い出してしまう。
1970年代になって公開されたライブ版はハワイやラスベガスで収録されていてこれらは日本でも爆発的なヒットに繋がっている。そんなライブドキュメンタリー版は別格としてアン・マーグレットと共演した”ラスベガス万才”の映画としての評価が一番高いかも知れないのだが個人的にはやはり映画で歌われたヒット曲が一番多い、”ブルーハワイ”(61年)がイチオシだしプレスリー=ハワイを確立させた映画ではなかったのか、そんな気がする。
その続編とも言える”ハワイアン・パラダイス”は66年に公開されているが此処でもヒット曲が多くやはりプレスリーならハワイって印象だった。
他の作品は邦画の”若大将シリーズ、加山雄三”の青春モノが時代も設定もカブっているし(1961~71年までに17作品)若大将振りが如何にも日本らしい発想だった。こっちは毎回、スミちゃんの星由里子がマドンナ役で毎回対抗心露わな青大将こと、田中邦衛がライバル対抗馬として出演していた。
以上 Inspired by たっふぃーさんとfpdさん、、。