”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”秘密への招待状”(19年)

主演にジュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズが配役されバート・フレンドリッチが監督を、原作はスザンネ・ビアと言うデンマークの女流作家が書いた”アフター・ウェディング”だ。

 

 

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オリジナルは邦題はそのままで主役の男女が入れ替わっておりマッツ・ミケルソンが主演に、2006年に公開されオスカーの外国語映画賞にノミネートされた程に評判が良かったそうだ。そのオリジナルは、、;

 

インドで孤児院を運営するヤコブは、日々身を粉にして孤児達のために働いていた。しかし財政的には厳しく、破産寸前の状態に陥ってしまう。そんな時、デンマークのある会社から寄付の申し出がある。しかしそれにはヤコブコペンハーゲンを訪れてCEOと面会するという条件がついていた。渋々インドからコペンハーゲンに向かったヤコブは、CEOのヨルゲンに会う。しかしヨルゲンは、まだどの団体に寄付をするか決めておらず、決定は後日すると語る。話が違うと戸惑うヤコブをよそにヨルゲンは、娘アナが週末に結婚するので、式に来るようにと半ば強引にヤコブを招待する。

 

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結婚式に出席したヤコブはそこで、20年振りに元恋人のヘレネに再会する。ヘレネはヨルゲンの妻となっていた。しかも結婚式のスピーチで娘アナは、自分はヨルゲンの実の娘ではなく、ヘレネの前恋人の娘であると明かす。アナは自分の娘かもしれないと動揺したヤコブは翌日、ヘレネを問い詰める。

っと言うお話でアメリカ版のヤコブにあたるキャラクターはイザベル(M・ウィリアムズ)で出向く先の企業はニューヨークにある。そのCEOになっているのがテレサ(J・ムーア)でそれ以外のあらすじは全く同じだった。

まあオリジナルは見てないのだがこっちのリメイク版はやはり主演の女優さん二人が素晴らしい、、先日見た”湯を沸かすほどの熱い愛”では宮沢りえが病室で一人静かに”死にたくない、死にたくない”と繰り返す場面があるのだがそれがそっくりそのまま自室でジュリアン・ムーアが繰り返す、、この辺りの西洋文化と日本文化の違いを痛切に感じさせて貰った。

こうなったらオリジナルのデンマーク版を見て比較せんといかんな、、そうすりゃナニが良くてあっちは秀作と呼ばれこっちはまるっきりアベレージ作品だと書かれている差が自分の目でも検証出来そうだ。

それにボク的にはこの邦題はド真ん中のストライクだ、”結婚式の後で”ナンて言われるより断然惹かれてしまう。