”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”トップガン マーヴェリック” (22年)

朝から気合を入れてヤンキースの”応援席”に座っていたのだが何時になっても始まらない、。変だなぁ~、、と思いネットで調べたらナンだよ、ニューヨークは雨であっちの午後になっても降雨率88%らしい、、こりゃ中止になりそうだと思い待つ事2時間、やっと中止が発表された。って事は明日の朝は5時にプレイボールでそのまま試合後に勝ったチームがテキサスへ飛びアストロズとリーグ優勝戦を戦うんじゃないか?

結局そんなで時間が空いてしまったので早速有料チャンネルで”トップガン マーヴェリック”を見る事にした。まあ野球が空振りで映画って事は昔じゃ考えられなかったがトム君に敬意を表して550円でポチンっと、。

 

 

何と36年振りの続編だがトム・クルーズも随分と頑張っているんだ、、確かにセリフにもジイさん扱いされている箇所もあったがヴァル・キルマーがカメオで出演、彼に比べりゃトム君は56歳でも断然若いぞ。流石にケリー・マクギリスはカメオ出演も叶わなかったらしいが、その分断然まだ魅力的なジェニファー・コネリーが相手役として抜擢されていた。

ストーリーはもうあのトニー・スコット監督の続編としちゃこれっきゃないお話で昔風に言えば海軍の戦闘機テスト・パイロットが再度最新戦闘機に乗り”トップガン”と呼ばれるチームを鍛え直し敵国が企てているウラン濃縮プラントを破壊しに行くと言うもので劇中、”ならず者国家”とだけ表示され実際の国名は出て来ない。

そして過酷な爆撃訓練を行い優秀なパイロットを帯同させる事になるのだが此処まで見てハタと気が着いた。そうだ全く同じような状況でその昔、”633爆撃隊”って戦争映画があったんだ。

 

 

これは1964年に公開された映画でクリフ・ロバートソンとジョージ・チャキリスが主演、イギリスの空軍司令により出撃するモスキート爆撃隊のお話だった。世界大戦末期、ノルウェイの山中深い場所でドイツ軍が最新鋭ロケットを準備している。

ノルマンディ上陸作戦に合わせ発動させるそのロケットの燃料庫を爆撃に行くもので地上からの援助がジョージ・チャキリスが扮するレジスタンスで敵地の山並みに大きく張り出す岩肌を爆撃して基地を壊滅させる作戦だった。その爆撃隊の隊長がクリフ・ロバートソンが扮し的確に爆弾攻撃をしないとその山並みを切り崩す事が出来ないのだ。事前にフィヨーデルの山間部で攻撃の訓練をするところは同じ設定だった。

そりゃアナログ戦争とデジタル化された戦闘では迫力はお話にならない程に違う、でもノルウェイで敵はドイツ軍、ナチってのがハッキリしている分、現実性がある。こっちのトップガンは仮想敵国で場所さえもハッキリしてないので何となく現実感が乏しい、第一あんな戦闘攻撃や敵機撃墜ってなったら本格的な戦争に発展しそうで見ていてドキドキしてしまったよ、。

ああ、途中から文字通り、”オールド・シネマ・パラダイス”の”633爆撃隊”評になってしまったがトム君のガンバリには☆☆☆☆を進呈したい、、どうやらこの続編も企画中だとか?トム君もやるなら早くしてくれないと、日本には奈津子さんが待っているし、。