これはアメリカ国内でもやっとこさ今月になり配信される予定のミニ・シリーズでごく簡単に”1923″とタイトルのついた西部劇である。主演はハリソン・フォードで奥さん役にヘレン・ミレンが配役されている。
時代設定はタイトル通りとすれば日本じゃ関東大震災の起きた年、アメリカじゃ諸外国から移民して来た人や東部から一攫千金を狙って一斉に西部へ移動していた頃である。実はこのドラマは同じシリーズもの「イエローストーン」のスピンオフ、前哨とでも言える内容で2018年にスタートして現在はシーズン5まで進んだ現在進行形のドラマである。
広大な牧場を経営するダットン・ファミリーのお話で主演はケヴィン・コスナー、そして寡暮らしの彼が長女のベス、長男のジェイミー、次男のケイスと協力し合い家族を守るドラマになっている。彼らの敵は時として外から参入して来る開発業者、悪徳仲介不動産やら原住民に土地を聖地として取り戻すべく合作する悪人ども、、腐敗まみれの州政府議会に市長さんまでエンドレスの戦いである。
そのダットン家がその広大な牧場を自分達のものにし事業の基盤を作るまでが描かれて行くものだと思うが時代が1923年と言う事はジョン・ダットン(ケヴィン・コスナー)の父親がジェイコブ(ハリソン・フォード)で母親役のカーラがヘレン・ミレンって事になるんだろう。配役陣にジョン・ダットンSrとあるのでそれが息子の一人で多分ジョンの父親か?
何れにせよこうやって過去に遡ったりスピンオフして主役じゃなかった人物を主役に据えて新しくドラマを作って行く手法は今に始まった事ではない。長く続くシリーズ化されているものでも常套手段だが本編が成功したからこそ出来る企画なんだろう、。興行的に失敗したものがこの手法で蘇ったケースはないかも知れない。
でもこうやって本国じゃ今にも放映されると言うのにこの時代、日本じゃ配信どころか放映の予定さえもない。ネットで何でも出来るならこんなドラマだって日米同時配信なんて事は出来ないのだろうか?劇場用映画で出来るなら技術的に出来ない訳はないと思うのだが、、そうなって来ればAmazonだろうがNetflixだろうがWOWOWでもこっちは課金されても構わない。NHKさん、、紅白歌合戦なんか放送するよりオレは100%支持しますが、。