”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ストリート・キング” - で何が悪い。

邦題は”フェイク・シティ、ある男のルール”だそうだ、、何の事か判りゃしない。原題が"Street Kings"、こんな時こそそのままでも良いじゃないか。フェイクシティってのは一体何だ。要するにキアヌ・リーブス主演の犯罪モノで刑事間の生臭いやり取りと悪に染まった悪徳刑事を摘発する映画だ。


キアヌは最近若者風情から脱皮して魅力ある風貌に変化しているように思うのだがどうも”スピード2”を断って”マトリックスシリーズ”以降良い役柄が回って来ない。どんなジャンルでもこなせるし特にアクション系には絶対的な風貌だし(悪人は向かない)もっともっと人気が出ても良いのだがやはりこれと言う大当たりがない。”ダイ・ハード”のおっさんはそりゃもう凄い大当たりだっていうのに、、。

その昔、ショーン・コネリーがもうこれ以上007のイメージを持ちたくないし他の作品で違う演技をしたいと言ってジェームス・ボンドを降りてしまった。どの役者さんも先入観を持たれてスクリーンにイメージが定着するのを嫌うようだが(それなりに売れた場合)キアヌも単にアクション映画スターと呼ばれるのを嫌っていた時期があった。

マトリックス”もそれなりにシリーズ化され脚光を浴びたが映画自体は最初の一本以外は、、、ウーンと言う感じでそれほど彼がハマリ役だったと言う印象はない。あの手のバーチャルリアリティは何処までがホントウなのか、映画は全てがアンリアルであるがああまでなると死んだはずがすぐ生き返るし、もう何が何でもOKってのは個人的には余り感情移入が出来ないので好きじゃない。まあ”タイムマシン”が登場してからはダレも死ななくなったしな~。