西海岸のウェスターン大学が舞台(架空の大学)だが見るほうは勝手にUCLAだと想像してしまう。名門校なのだがニック・ノルティ演じるピート監督は今季全く勝てない。シーズン終了後にこれじゃいかんとシカゴを振り出しに南部の高校まで足を伸ばし有望な選手を大学に進学させるべく探して回る。
やっと3人の有望な高校生を探し出し何とかウェスターン大学への進学を約束させるのだが、、一人の母親からは仕事と住居を、別の父親からは農業用トラクターを、もう一人からは厚かましくも現金3万ドルを要求される、、。
勿論大学への進学条件でこんな事がバレたら大騒動になる、しかしピート監督は背に腹は代えられない、、已む無く夫々を条件を飲んで親も本人もハッピーで大学生活を送るようになるのだが、。最後は無事に彼等の活躍でシーズン優勝を遂げるのだが監督はやってはいけない事に手を染めて苦悩の毎日、その監督の苦悩ぶりとチームを強くする為に高校では教えて貰えなかったテクニックを伝授して行く過程が丁寧に描かれていてスポ根モノとしては上々の出来である。
実名でホンモノのプロ選手が多数カメオ出演しているしバスケットファンには見応えのある映画だ。最後に出演者は今どうしている、、何てエンドロールが出るから実話だと勘違いしてしまうが全部設定は架空だし選手名やコーチ名も実在の人たちではない、、、、何でこんな邦題になったのかは全くのナゾだが、、、。