”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ナタリー・ポートマンの”ブラック・スワン”

立て続けに映画館通いでやっと今日の午後に話題作”ブラック・スワン”を見る事が出来た。
 
オスカーには作品賞、主演女優賞を含めて5部門にノミネートされている。前評判から行けばナタリー・ポートマンが断然優勢とか、、それを検証してみたかったのだが、、対抗馬は見ていないので比較は出来ないがこりゃ間違いないだろう。
 
素晴らしい映像美だし殆ど全編出ずっぱりでの会心の演技、女優さんも大変な苦労をしているんだと勝手に想像してしまう。実際にバレーをやっている方やクラシック・バレーのファンが見るとどんな評価なのか伺いたいがこれまでの彼女のイメージからは想像出来ない、、これは確実だ。女優人生でこんな役に出会う事は稀なんだろうな、、第一やりたくてもバレリーナ体型じゃないと演技の前にオーデションも通らないだろうしそれなりのバレーの心得がなきゃ無理だ。
 
バーバラ・ハーシーやウィノーラ・ライダーも共演しているのだが年月が経っているしメークが違う、ウィノーラなんか最後まで判らなかった、、。映画としては多分に好き嫌いが出ると思うがニューヨークのバレー団の内側を描いていてその構成、脚本、撮影、編集と全てずば抜けた映画である。
 
どんなジャンルの映画かと思案したのだがやはり表題通り”サイコロジカル・スリラー”なんだろう、、。オスカーの行方は別としてナタリー・ポートマンの代表作に間違いない。