”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

おすそ分けの御礼、、

もうマンション住まいで隣室にはどんな人が住んでいるのかも判らない、、何て都会生活ではお話にもなりませんが、、、。一昨晩8時ちょっと前、表玄関をトントンとノックする人が、、”えっー、こんな時間に事件かい?”と出てみるとそこにはこのタウンハウス32軒中、一番の美人テナント、チェコ出身のヤナさんが、、、思わず”どうしたの?”と聞くと片手にはお皿の上にちんまりとケーキが乗っているじゃないですか。”とても我々親子3人じゃ食べきれないの、、良かったら召し上がってくださいな、、”こんな経験は暫らくなかったな~、、。
 
ご主人と二人で近所のショッピング・センター内で”ケバブのお店、ケバブ・クイーン”を営業している。串刺しにしたラム、ビーフ、チキンの3種類のお肉を餃子みたいなデカくて薄いクラストで包んで野菜各種と一緒に圧力をかけて焼く、、それだけの料理だがシシカバブ、、で昼時に手軽に食べるお店である。
 
そのクイーン嬢からの差し入れとあっちゃ食べない訳にはいかない、、普段甘い物は苦手なのだが、、家内が”アンタ、そんなものには普段、手を出さないでしょ”と冷たく言われてもモノともせず全部食っちまった。一応家内にも”半分食べる?”とは聞いたのだが、、案の定もうヘソが横を向いている、、。そして昨日、ケーキと一緒に来たお皿を返そうか、、、モノを乗っけて返したりしてもそんな習慣はないだろうからそのまま返すかね、、でもやはり皿だけと言う訳にも行かないだろう、、。と色々思いを巡らせ結局中国風のウェハース状のお菓子を添えてお返しに、、。
 
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残念ながらヤナさんは不在だったのだが出て来たダンナさん、レバノン出身で身体はえらくゴツイが普段接客もしているので愛想は良い、返したお皿を見ながら”えっー、これは日本の習慣かい?”と上に乗ったお菓子を指す、”そうですよ、日本じゃ頂き物をした容器はそのまま返さずに何かを乗せるんですよ”、、何と祖国レバノンでも英語じゃ”Never Return An Empty Dish”と言って必ず何かをお返しするそうな、、、。
 
って事は我らが習慣は遠く中東から来たんだろうか、、?これには些かビックリした。皿を洗って返すのは当然のことながらこんな習慣が日本人以外でもあるだなんて、、。昨今日本じゃ出前でとった”どんぶりや皿は洗って返すもんですかぁ、、?”何て言われる事を思うとこりゃレバノンと日本は接点があるのかも知れない。