”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

こんな未曾有の事態に日本の首相は、、?

年末から新年にかけてオーストラリア各地を襲った集中豪雨、それに続く1月はブリスベンを巻き込んだ大洪水、市内のビルは勿論オフィス街から遥か離れた農家まで、、、そして今度はニュージーランドはクライスト・チャーチを突如襲った大地震、、今でも被害に遭遇された日本人留学生の身元が全員判らない、、、そんな捜索が継続しているなか、今度は祖国、日本を襲った過去に例のない大地震、”これでもか”と地球が怒っている。
 
そんななか共通するのは一国の代表が先頭に立ちテレビなりラジオなりで国民を励ますように”自分の言葉”で”自分の意思”で”率直に被災者と話し”をし相手を思いやり一緒になって涙を流す場面が連日報道されていた、、。ところがどうだ、、我が日本の代表、首相は、テレビのインタビューにも応じず、ジャンパー姿に着替えてはいるが一国の一大事である原発問題にせよ担当閣僚に任せきりの対応だ。これまで地震が起きた時からずっと各チャンネル、当地の報道番組を見ているが我らが首相が出て来て自身の言葉で国民に説明、或いは元気づける場面は一切無い、、こんな危機的な時こそ原稿丸読みで何を言っているのか良く判らない官房長官の会見より何でご本人が出て一言でも良いから国民に話しかけられないのだろう、、、。アメリカのオバマ大統領、中国の温家宝首相、先のオーストラリアはギラード首相にクイーンズランド州政府のブレア首相、ニュージーランドのジョン・キー首相、、、皆さんこれでもかと言うくらいTVの画面で自身の胸のウチからの言葉で我々に語りかけてくれた。今はそんな言葉が一番必要なのではないだろうか、、。
 
果たしてご本人にそんな意思はないのか周囲の人間がそれをやらせないのか、、????支持率低下で明日をも判らない時にこんな今世紀最大の災害に襲われた事でショック状態なのか、、しかしこんな状況下だからこそ一国を代表して堂々と画面から被災者なり関係者に原稿なんかを読まずに本心から慰め、励まし、慰労の言葉を掛けられないのだろうか、、。昨今”メディアを制するものが勝つ”とは言われて久しいが腐っても今はまだ首相だ、、そのご本人が何故そのメディアを利用して我々国民にもっとその心を訴えないのだろう、、仮にそんな事をして又、野党から揚げ足を取られるなどと考えているのならそんな人を選んだしまった国民は不幸である。
 
一刻も早く被害状況を把握し不明者を捜し、混乱を収拾し復興に向けて乗り出して欲しい。子供、親、妻、夫、親類、知人、友人、家、家財道具、財産、職場と全てを失って茫然自失な人達を慰めようにも我々にはそんな言葉はありゃしない、、早く立ち直れるようにと祈るだけだ、、。