”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

最後のドライブ・イン・シアター

アメリカやオーストラリア、、一時期は日本でも広大で”あまっている”土地を有効利用するのにドライブ・イン方式の映画館が流行っていた。何せ設備投資はいらないし駐車場にデカイスクリーンと各車内へ引き込むスピーカーさえあれば準備OKだ。問題は暗くならないと上映出来ないので精々一晩に2本立てをやるくらいか、、。
 
車内に何人乗っているかで料金を徴収されるのだがこの広大なオーストラリアでも90年代初頭を最後に残念ながら営業しているところはもうない、。
 
イメージ 1アメリカン・グラフィティ”と言う73年度制作の秀作にも登場するが若者の特権、カルチャーをそのままに反映している。観客は映画はそこそこに車内で食べたり、飲んだり、、其方の方が目当てで週末は何処も大盛況だった。
 
オーストラリア、ブリスベンの郊外にも何軒かあったのだが92年頃を最後にすっかり跡地は住宅開発に回されてしまった。
 
確か最後に此処で見たのが”エイリアン3”、画像が暗くてしかもスクリーンの粒子が粗いのかとても見難かったのを覚えている。しかも何故か我が家に授かったばかりの生後4~5ヶ月くらいの猫、ブリッキーを連れていた。そのブリッキーが飲み物を買いに行った隙だったかに突然脱走、こりゃ一大事、まるでコメディ映画そのままに館内、イヤ駐車場内を捜し回る羽目になるかと一瞬背筋が冷たくなった、、、、。後部座席には義母が座っていたのだがドアを開けた途端に飛び出したと思ったのは義母の勘違いで実は運転席の下にもぐりこんでいる事が判明、オタオタと周りを捜すだけで一大事には至らなかった、、。そんなで余計映画はどうでも良くなってしまったのであります。嗚呼, 懐かしやである、、。
 
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”ブリッキーがいない!!”と言われた瞬間はこんな顔をしていたんだろうな、、。本当に心臓が止まるかと思ったし、、これに懲りずブリッキーは胸に抱かれて入り口を通過、モーテルにも泊まったことがあるしケージに入ってはブリスベン・プロサパインと言う空路1時間半の街へも度々出掛けていた、勿論ビジネス・クラス待遇で、、当時は非常に”飛んでいる”猫であった。