”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

イギリス映画、ベスト100

イギリスの古い映画専門誌”エンパイア”がこれまでに自国資本で制作、公開された映画にランキングをつけてベスト100本を選出した。多分愛読者からの選出だと思うのだが100本となるとそれこそ戦前からの作品も選ばれていてジャンル別もなくそりゃもうグッチャぐっちゃだ、、。こんな場合、ルーツは同じアングロサクソンでもアメリカに根を降ろしたヤンキー気質とは”水と油”なので一体どんな結果になっているのか気になって全作品を検証してみた。
 
 
順位をつける事自体大変だしこんな場合、”98位と99位の違いはナンだ!”となるので納得出来るものを少し選んでみた、、。
 
逢びき”(45年) - こりゃ名作だ。セリア・ジョンソンとトレバー・ハワード、監督はデイビッド・リーン。こんな古くてモノクロの映画が2011年に読者に選ばれて5位にランクイン、、。
 
赤い影”(73年) - ドナルド・サザーランドジュリー・クリスティー共演の愛憎のミステリー映画、こりゃ見てないぞ、、でも何とこれが4位に選ばれている。
 
赤い靴”(48年) - ”ブラック・スワン”同様にバレエ界を抉った作品、これも未見だが素晴らしい映画らしい。これが3位、、、。
 
モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(79年) - これが何と歴代2位、、、そうなのかなこれがまさにイギリス流の映画の嗜好なんだろうな、、。シリーズ化されたコメディなのだがマッタクのお笑い映画、この感覚はついていけない、、確かにコメディ部分では何時も上位に来るしそれなりに面白いとは認めるが、、。
 
アラビアのロレンス”(62年) - これは大納得。言う事なし。名画である。
 
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しかしこうして上位5位までを見ると一番新しい作品でも79年だよ、、って事は32年も前、、、その間トップファイブに入る映画が制作されていないって事じゃないか、、、こりゃ問題だ。
 
そこで気になったのでベスト10から見てみると一番新しい映画が04年の”ショーン・オブ・ザ・デッド”、やる気のない邦題だなこりゃ、、案の定日本じゃ未公開だ。これが6位。”トレインスポッティング”(96年)で何とか8位入賞だ、、。
 
そんな訳でこりゃハリウッドとも日本とも大分感性が違うんだな~と感じた結果になった。まあ100選には好きな映画も沢山入っているにはいるのだが、、。
 
日本人が自国の映画100本を選ぶとどんな事になるんだろうな、、確実に言える事は戦前、戦後の映画ばかりにはならないって事くらいかな??