丁度２年前の１０月、始めてテナントを募集した際にいきなり事務所をノックして入って来たシングル・ファーザーのシルビオ君、何をどうして良いのかこっちがオロオロしたっけ、、でも入居後これまで家賃も遅れず、静か、部屋もキレイ、、と三拍子揃った最優良テナントだった。その彼がメルボルンへ転勤とか、本心こんな素晴らしいテナントさんがいなくなるのは困るんだが、、でもしょうがない。早速ガレージに眠る看板を出して来た。半年振りかな、、この看板を立てるのは、。
まあこれからクリスマスを迎えるし賃貸物件に募集をかける時期が悪い、、こりゃ当分引き合いもないかな、、で一週間がアッと言う間に過ぎて行く、焦りは禁物だがこりゃ精神状態によくない、それだけじゃなくて色々あったのでこんな時にナンで賃貸の募集もせなきゃいかんのか、と半分自棄気味、。
それが週末バイクの音がうるさい、見るとハーレーに乗ったおっさんが来たぜ、、このバイク乗りは駄目だな、第一住人からウルサイと文句が出るだろう。でもまあ話は聞くか、で揉み手に腰を折って事務所のドアを、。”ヘイ、らっしゃい”、”何を差し上げましょう？”、、じゃないか。”ご興味がおありですかぁ？”、、何でもニュージーランドから来たんだそうな、で近くに住む友人が海外へ行ってしまいその後を借り受ける予定だったがその家が売りに出てしまい不動産屋が賃貸継続を拒否した、、とか。まあ実際はそんな簡単な話ではないと思うが、、此方はちゃんと３か条を守ってくれりゃ文句は言わん。
ここまで電話での問い合わせが４件、見に来ると言って時間の指定までしてて来ない不届きモノが一名、、内心の焦りを出さないように”他にも興味があると言って申し込み書を書いていった人が２名います”と此方も方便。アチラも住む所がなくて焦っているハズ、、早速内部を見学し条件はＯＫ、で翌日申し込み書を取りに来た。
そして今朝、来ました来ました、、遥か彼方からバイクの轟音がするよ、、案の定、このバイクのおっさん、ふと見ると刺青だらけじゃん？？？でも今更、断れないし、、、で申し込み書を有難く頂戴致しました。月末には入居出来るってんでもうきーめた、、看板はお役目ゴメン、今回は短時間だったな。さあ、大型バイクに刺青だらけのおっさん、、続編の制作にはならないように、、、念じるしかないな。
