”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

2012年の”ゴールデン・グローブ賞”

オスカーの前哨戦とも言われる映画賞だがTVシリーズなどの受賞作も発表される。ハリウッドに駐在する海外特派員が中心になって選考するが形式はオスカーと同じ、ただ食事付きの授賞式なので映像で見ていてもかなり皆さんリラックスされているような、、。
 
主要部門では作品賞が”ファミリー・ツリー”、同じく主演男優賞が同作品に主演したジョージ・クルーニー、、女優賞は”アイアン・レディー、マーガレット・サッチャー”を演じたメリル・ストリープ、、。監督賞は”ヒューゴ”のマーティン・スコーセッシで特別賞セシルBデミル賞がモーガン・フリーマンへ、、、。
 
イメージ 1式ではプレセンターのシドニー・ポワチエから渡されたのだがやはりこのくらいに芸暦も長く場数を踏んでいるとそのスピーチも素晴らしいものがある。
 
こりゃプロンプターを読んでいるだけじゃなく多分にアドリブだって事が判る。最後にはこの”セシルBデミル賞、我が家ではシドニー・ポワチエ賞と呼ぶことにすます、、”などと観客を笑わせるツボも押さえていた。
 
多くの主演作があるのだがそのクリップを見ながら”犯人もやったしそれを追う立場も、アメリカの大統領もやったし余命いくばくもない人間から神様までやりました、、”と又、笑わせてくれた。
 
94年の”ショーシャンクの空に”では新境地を開いた感がする。その前のクリント・イーストウッド版”許されざる者”(92年)、”グローリー”(89年)も素晴らしい映画だった。再度イーストウッド監督とは”ミリオン・ダラー・ベイビー”(04年)、”インヴィクタス”(09年)とあるのだが個人的には犯罪捜査研究家、アレックス・クロスに扮する一連のシリーズが好きな配役である。 英語では”ディープ・メロゥー”と言うそうだが彼の深いトーンの渋みある声、決してディープ・サウス(メンフィス生まれ)を感じさせない発音には定評があるし聞く側の耳に心地よい、、。
 
37年生まれなのでもう75歳か、、もうそんなアクション満載の無茶な役柄は似合わないがまだまだ活躍が続くし我々も眼が離せない、、。
 
長丁場の授賞式、全部見る訳にはいかなかったがハリウッドの雰囲気を垣間見た。