”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

不死鳥が二羽、どちらが飛べるか?

”愛は不死鳥”じゃなくて不時着した機体から必要な部品を使いポンコツ飛行機に改造、砂漠脱出を図る映画である。オリジナルは65年制作、それの完全なるリメイクが04年版だ;
 
”The Flight Of Phoenix” (65年) → 邦題 ”飛べ!フェニックス
”Flight Of The Phoenix” (04年) → 邦題 ”フライト・オブ・フェニックス
 
原題は”The”が付くか付かないかの違いだが邦題はそのままカタカナ表示、、この辺は昨今のカタカナ寄りが顕著に現れている、、”飛べ!、、”だって良いじゃないか?それをナンで英語そのままにするのやら、、いっそ”飛べ!不死鳥”とでもすりゃ良いんだ、、。
 
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← はロバート・アルドリッチ監督で配役はジェームス・スチュワート、ハーディ・クルーガーにリチャード・アッテンボローからピーター・フィンチにアーネスト・ボーグナイン、、と個性的な顔ぶれ夫々が単独でも主役を演じられる。
 
リメイク版はジョン・ →
モーア監督以下、デニス・クエイドジョヴァンニ・リビシ等など、、残念ながらもうこの配役からして負けちゃってるぜ、。
 
プロット、ストーリーは全く同じ、ただし不時着した砂漠がオリジナルではサハラ砂漠、リメイク版ではモンゴルからの帰りとあってモンゴル砂漠、、である。10名の乗客+機長が力を合わせて砂漠から脱出するサバイバル映画だ。
 
少ない水と食料で食べ繋ぎじっと我慢、その場に居座って救助隊が来るのを待つべしと主張する機長、、反対派は磁石を頼りに徒歩で砂漠を脱出しようと主張、彼らの間に壊れた機体を使って新に飛行機を作って脱出するんだと主張する飛行機設計技師がいる、、これらの対立が全編の半分を占める。結局全員力を合わせて二つあったエンジンから一つを使って双胴機体を一つにし乗員は翼の上にしがみ付いて行く方法を取る、、ところがこの自称飛行機設計技師、実はモデル機の製作が専門で設計図も人間が乗るものではない事が判明する。理論的には何ら変わりはないと主張する技師、あきれ返る機長以下の生き残り組み、そうは言ってももう時間がない、、それに怪しげな砂漠に居住する盗賊らしき軍団が攻めてきそうな雰囲気、もうやるっきゃない、、。
 
で二羽の不死鳥は最後、無事に離陸するのだが”飛ぶ鳥跡を濁さず、、”の通り、先のジェームス・スチュワート+ハーディ・クルーガー版は見事に飛び立った、、、。此方は濁ったまま、、と言う事でオリジナルと比較するのもシツレイなのでこの辺でサイナラ、サイナラ、、、サイナラ。