”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”One Day”

随分簡単な原題だな~、、最近ずっと”古典”ばかり見てたので口直しに昨年の映画を、、それも若者向きラブ・ストーリーを、、若者に混じって映画館へ見にく事はないかも知れないが有線の配信なら良いかなっ。
 
邦題は何かと調べてみたら”ワン・デイ 23年のラブストーリー”らしい、副題でネタバレじゃないか。主役はアン・ハサウェイジム・スタージェス、ロンドンを舞台にした23年の長きに渡る恋愛モノだ。
 
イメージ 1公開時のこのレトロなポスターはなかなかじゃないか、。物語は2006年に始まる。自転車で颯爽とロンドン市内を走るアンちゃん、、目鼻立ちが大きくて、口も、魅力倍増、来年早々には”レミセラブル”も公開される今、トップランキングの女優さんだ。
 
映画は一転して1988年7月15日へ、、大学の卒業式後の場面、初めて出会ったこの二人エマとデクスターは意気投合、ベッドに転がり込むが何事もなくそのまんま、、。この7月15日と言うのがその後の展開上キーワードになっている。
 
そしてお話は88年から毎年更新するように7月15日と言う日を摘出してこの二人の人生を描き出していく、、、彼は後年TV界へ入り人気抜群のパーソナリティに、、エマはメキシコ料理屋でバイトをしながら作家になる事を夢見ている。平坦な道のりのようだが色々なエピソードが織り込まれ派手な演出はないがじっくりとこの二人の生活が語られる。
 
TV界で人気沸騰の頃、ガンで末期の母親から”貴方は変わった、、ちっとも地に足が着いてないわよ、”と言われたり義父にはもう母親には会いに来るな、、と言われたり久し振りに食事に連れ立ったエマからも”貴方を愛しているけど、今の貴方は好きになれない”と突っ放される。そしてエマはコメディアン志望の彼と同棲、デクスターは業界人と結婚、可愛い女の子も授かっちゃう、、オイオイ、こんな展開じゃこの二人のラブストーリーは何処へ行っちまうんだ、、。
 
でも心配ご無用、これからが本番だ、、年代はハテ何時だったかな??もう2000年くらいだったか、、どうしてもコメディアン志望の彼とは上手く行かないエマ、、デクスターは奥さんの不倫から離婚、、と二人が段々と近付いて来る。彼はTV界とはオサラバして今じゃ大学時代の友人の世話でレストランチェーンをそれも無農薬食品を扱う店に、、エマは又、一人住まいだがやっと念願叶って作家の道を、初めて出版した本も売れ行き好調。
 
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これは”ダーク・ナイト・ライジング”時のアンちゃんですがこのショートは似合いませんか??ハテ、、誰かに似ているような、、そうだっ、宝塚時代の鳳蘭さん、、、??
 
しかし全体が大きいですね、、、82年生まれなのでもうアラサーです。歌も上手いしこれからの活躍が楽しみです。今年アダム・シュルマンと結婚してもう人妻ですが何処か気になる女優さんの一人です。
 
そして映画の方ですがいよいよ佳境へ、時代は2006年で最初の場面、エマがロンドン市内を自転車で疾走している場面に戻ります。この二人はやっと一緒に、、結婚式の場面はなかったので”生活を共にしている”印象なんですが、、。デクスターもすっかり落ち着き今は自分のお店で無農薬商品の販売を、、元妻に引き取られたお嬢さんも定期的に訪ねて来ては楽しい時間を過ごしています。これで全てが丸く収まったのですが、、。
 
時代は更に2011年くらいまで続くのですが、、、。久し振りに見た時空を越えたラブ・ストーリー、、、その昔に見たメル・ギブソン主演の映画、”フォエバー・ヤング”を思い出しました。アンちゃんの魅力満載でなかなか良かった映画です。