”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”陰謀のスプレマシー”

土曜の昼下がり、晴天で気温は22度、そんな行楽日和のせいか事務所には誰も来ないし住人も静かなもんだ、、ガキの遊ぶ声もしないし赤ん坊の泣き声もしない、、聞こえるのは爺さんの咳ぐらいか、、あっ、それは隣の敷地から聞こえて来た。それでも一応営業時間は守って事務所へへばり付いていた。4時過ぎから映画でも、、と有料FOXの番組表を見ると”The Expatriate"とあるぞ、主演はアーロン・エッカート、言葉の意味は”外国へ定住”したとかもっと広い意味では”海外逃避”とも取れるのだが普段の会話では良く使っていた単語だ。
 
しかしまあ邦題を見てみると”陰謀のスプレマシー”とか”ザ・ターゲット”だとか、、その”スプレマシー”なんて言われても一体ナンだそれは??そんな単語をカタカナにして意味が判る人がいるのかぁ??どうもこりゃ語呂が良いからそのまま転換したような雰囲気、原題には何処にもそんな事は書いてない。多分これは例のジェーソン
ボーン・シリーズから借りた邦題だと思うのだが本来”Supremacy"とは至上、最高、優位とかでそれに”陰謀”をくっ付けても意味にならないじゃないか、、オイ担当者!!どうなってんだ!
 
映画はCIA職員のアーロン・エッカートが何やらの陰謀に巻き込まれ、敵に娘を人質に取られそれを孤軍奮闘戦って取り戻す、、、何処かで聞いた話じゃないか??しかも舞台がヨーロッパ、ベルギーやらオランダの背景だそうな、。こりゃリーアム・ニーソンの十八番だぞ、、あっちは後ろ盾がルック・ベンソンだから正攻法はこの映画は部が悪い、、、此方はいくら現役CIAでも元CIAのブライアン・ニーアム・ニーソンにはかなわないだろうな、、。
 
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どんな出来だろうが土曜の暇な午後5.50ドルでも良いか、、っでFOXへ申し込みの電話を、機械の音声指示に従って進み向こうが”映画の題名を言ってください”と言うから”ザ・エクスペイトリオット、、”と叫ぶ、、すると今度は”そんな映画は上映してません、、”だと、、もう一度元に戻ってタイトルを叫ぶ、、今度は”アナタの言っている事が理解出来ません、、”ざっけやがって、、じゃもう一度”ザ・エクスペイトリオッツ”、、又、録音された音声で”xxxxxxx 判りません”オイオイ、、オレの英語が判らないって言うのか??もうキレる寸前だよ、、いい加減にしろよ。と電話を切ろうとした瞬間に肉声でそれもインド系だ、、”メイ アイ・ヘルプ・ユー??”だと。その出て来たアンちゃんに再度”ザ・エクスペイトリオッツを大人一枚、、”、、、大人も枚数も関係ないか?でも言った途端に”イェス・サー”で何の問題もなく解決、、どうなってんだよ~、、。オージー訛りで喋らないと機械は判ってくれないのか??で映画を見る前から散々な有様。
 
 
そして2時間後、、、案の定途中でチン没、、何がナンだか判らない状態で映画は終了でした。まあ睡魔に襲われたって事は映画の出来もイマイチどころかどうでも良かったって事かな??24時間以内なら何回でも繰り返し見れるのだが、、まあ筋は判ったしもういいっか、、アメリカが舞台の映画と違ってヨーロッパの街並みは魅力があって背景としては良いのだがお話がね、、犯人一味の動機がどうもしっくりしないしそんなに何人も殺しまくって守らねばならない秘密でもないような気がする、、早い話、悪玉はモザンビークへ武器の密輸をしていてその発覚を恐れたって訳、しかもCIA内部につるんでいる悪いヤツがいるって言う何時も通りの筋書きだった、、。
 
映画の後はYoutubeで検索して”ご飯が進む豚肉の生姜焼き、、”今まではすりおろした生姜にしょう油その他と一緒に漬けて置きそれから焼き上げていたのだが、、今回初めて挑戦した方法はタレは作って置くのだが豚肉に下味をつけ小麦粉を振り、豆板醤とゴマ油で先に焼き上げる。それを一旦お皿に取り出し、タレをフライパンにいれて熱し肉を戻す、それを煮立てて完成、、って方法だ。これは映画以上に上手く出来た。熱々のご飯に添えて食べ始める前にはキッチンもすっかり片付いて今夜の奥さんはやる事なし、、食後はもう会話もなくお互い読書三昧、、、これが結婚生活30年越えの我が家の秘訣です(笑)。