”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”犯罪捜査官・アナ・トラヴィス、”Above Suspicion"

直訳すれば”容疑濃厚”とでも表現すれば良いのか、、イギリスの刑事モノTVドラマで09年から現在までシリーズ化され(一話が2-3エピソードに編集)現在も放映中らしい。これは日本じゃ放映されてないかな、、と思ったらおっとどっこい”犯罪捜査官・アナ・トラヴィス”と言う邦題でWOWOWが放映してた。
 
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原作はリンダ・ラプランテと言う元女優さんが書き下ろしたミステリー小説だがこれまで4シリーズ夫々が2-3話完結で制作されている。
 
主演のこのおっさんはキーラン・ハインズと言う北アイルランド出身の俳優さんで劇場用映画にも多く登場している。”トータル・フィアーズ”(02年)でロシアの大統領を演じたり”ハリー・ポッター”や”裏切りのサーカス”でも重要な役どころで出ている。本当はロシア系(?)
と思わせる強面で刑事部長にはビッタリの役どころだ。このトラヴィス刑事は未だ下っ端だが事あるごとに上司と対立したり勝手に捜査方法を変えたりするのだが頭脳明晰、その独自の判断から名推理を進めて行く。
 
邦題では彼女、、アナ・トラヴィス名がタイトルに付いているが相棒、と言うか部下で娘でもあるのがアナを演じるケリー・ライリー、、映画では”シャーロック・ホームズ、ゲーム・オフ・シャドー”、””フライト”、、等に登場、此方はイギリス出身の女優さんだ。
 
ふた昔前のジュリー・クリスティを思わせる雰囲気でこれがなかなか魅力的な女刑事を演じている。どのイギリス、警察モノもそうだが背景がとても上手に描かれていてアメリカの刑事モノとは微妙に違う、脚本の違いか習慣のなせる技か、それに銃器所有が認められていないと言う社会背景もあるのでドンパチは極端に少ない。アタマを使い現場検証、それに尋問とその裏に隠された意図を探ると言うスタイルが継承され派手なアクションを期待すると肩透かしを食ってしまう。
 
 今日の日曜日、朝起きたらもう30度近い、昼頃には温度計もグングン上昇、予報では36度になるとか、、もういい加減にして欲しい一歩外へ出るとムーとする風が吹き付けて来る。蛇口を捻ってもなんかお湯状態の水が出て来るじゃないか、。日本は大雪なのに此方はもう真夏日の連続、どうもこの様子じゃ今夜は熱帯夜かな??雪の日本と真夏日ブリスベン、、果たしてどちらが良いのだろう、。熱いラーメンをすすり露天風呂へ入れると言うことで判断するとなると此処はやはり日本に軍配か、、、、寒くてベッドから出れない、着るものは年中無休でTシャツに短パン、、、それはもうブリスベンの勝ちかな。
 
もう何もやる気がせず外出も控え、じっと冷房された事務所に引っ込む事にした。金曜日にプール掃除からトイレ、庭周りもすべてやる事はやってあるしこんな炎天下、管理人の姿を見かけなくても誰も文句は言うまい、。
 
  
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今回シリーズ3の”消された顔”を見たのだが3話あるのに肝心なところで録画が終わってしまっている。来週にならないと見れないって事らしいがどうも展開が気になるな、、。
 
何せ出だしがいきなりメキシコのモントレー、、整形外科医を訪ねている人物がある薬剤を使った手術を強要する。顔の造作を殆ど変えてしまったような術後、その外科医は口封じか敢えなく注射針で殺されてしまう。そしてお話は一挙にロンドンへ、、ドラッグディーラーの事務所でフランクと言う男が銃撃され殺される。その捜査に立ち会うラングトン(キーラン)は死体を見て即座に同僚だった刑事だと気付く。早期退職をしたのだが何故こんな場所でこんな死に方を、、新任のアン・トラヴィスがその捜査チームに加わり殺人捜査が始まる。
 
近所への聞き込みで発砲は3発だったような、、でも現場の壁には2発しか弾が残されていない。更には殺されたフランクの奥さんの挙動がとても不自然だ、、第一財布にあった写真には違う人物と子供が写っている。そうして謎が謎を呼び捜査は混沌と、、。冒頭トラヴィスが”ダッド”とラングトンを呼んだ気がするし劇中も”部下として働いて貰う、遠慮はしない”と言うセリフからどうも父娘の関係になるのだろうがまだはっきりしない、、。そして第3の弾痕をドアの裏側に発見するトラヴィス、更にドラッグディーラーが殺され苦悩するトラヴィス、、そしてもうすこし進んだところで録画がチョン、、別に不具合で録画が終わってしまった訳じゃなくて今回は此処までという事らしい、、来週まで待てと言うのかよ、、最初っから全部を録画してから見れば良かったかな、、こんな展開じゃ益々欲求不満になるじゃないか、。