”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

英語にも流行りのフレーズがある。

ちょっと古いけど”やるなら、今でしょ?”それに”お・も・て・な・し”など日本語には毎年流行るフレーズがある。それと同じような感覚で英語にも誰もがついつられて使ってしまうフレーズと言うのがある、日本語よりも断然息が長いのだが、、例えば”Cool”と言う単語、これなんかも我々がガキの頃は単に”冷たい”と言う意味で後はタバコのブランド、固有名詞だった。それが今では若者を中心に広まり、何にでも”Cool”、、格好良い、から素敵だぜ、イカしている、それに見事だよ、、まで何にでも使える便利な単語になってしまった。

そして最近特に目に付く、イヤ耳につく単語が ”I Did Not See It Coming" と言うフレーズだ。端的に言えば”来るのが見えなかった”なのだが場合によっては”想定外だよ”から”どっから来たんだ”まで日本語で表現するとそりゃもう幅広い意味に訳される。そしてこのフレーズ、気がつくと何処の映画にも最近使われているじゃないか、、先日のオスカー受賞式でもプレゼンターが言ってたし、映画の中のセリフとしても使われていた。

ちょっと暇に任せて調べて見たら何と最近の映画だけでもこのフレーズが42回も使われていた。変換バージョンとして単に”Did't See Coming"や”We"に変化している場合もあるのだがこりゃもう完全に流行りのフレーズと言っても良いだろう。特にアクション映画などでは敵が何処から攻めて来るのか判らずに”見えなかった”と言う意味にもなるし”油断してた”とも訳せるだろう。
 
イメージ 1この映画は”アイアンマン 3”劇中このベン・キングスレーが” You Will Never See Me Coming!!"、、”俺が此処から来るかは判らないぜ”と最後に”I Did Not See It Coming"、、”そいつは何処から来たのか見落としたぜ、、”と重要な箇所でご丁寧に二度も使っていた。
 
更には”大脱出”でもシュワルツネッガーが同じセリフでスタローンに応える。以前は映画を見ていてもこのフレーズがこんな使われ方をして”生きた単語”になっていた覚えはない。そりゃ単に”見えなかった”とか”気がつかなかった”と言う意味では使われる言葉ではあるのだが如何にも喋り方からして強調したフレーズだし流行りの言葉として脚本家も意識して書いているような気がする。