”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画館でスタンディング・オベーション

半世紀以上の長きに渡って映画館に通っているのだがこれまで上映後、こんな具合にエンドロールと共に満員の大観客が立ち上がって歓声、拍手を送った映画は一本しかない。
 
イメージ 1かなり古いのだが76年制作の映画、”ロッキー”である。主役はシルベスター・スタローン、、ボクシング映画の頂点である。
 
監督は”ベスト・キッド”のジョン・アヴィルドソンだがスタローンが脚本を書き下ろし主演も演じた代表作で何とオスカーには10部門でノミネートされ、作品、監督、編集の3部門を受賞した掛け値なしの秀作である。
 
確か見たのは77年に入ってからだったのだがウェストウッドと言うハリウッドに近い劇場、平日の夕暮れ時に行ったのだが劇場を取り巻く観客には驚いた。日本なら窓口で切符を買うのに並ぶものだがアチラは切符を買ってから並ぶ、従って折角並んでいても途中で売れ切れ、、、とはならない。先に座席分だけ売って並ぶので並んだ位置でどの程度前になるのか果たして後ろになるのか大雑把な判断は出来る。しかし並ぶ人が二列、片方はその回ではなくその次の回を待って並んでいるのだ、、これにもビックリしたものだが映画終盤はもう大興奮、、まるでライブの試合を見ているような感覚で率直に言って”アメリカ人も随分単純だな、、映画を見て大歓声を上げ最後はスタンディングかい??”と思ったものだが、その時はこっちも若かったし率直に立ち上がって大騒ぎをしていたような覚えがある、、。
 
イメージ 2
3月一杯はFOXのラインアップでオスカー祭りが開催されていて終日オスカーを獲った作品が上映されている。まあ嬉しい企画だがもう何年も見ているとどうも同じような作品ばかりになっているんだな、、。もっと他にもオスカー受賞作はあるんだが、、企画自体が偏っているよ。
 
この頃でもスタローンは30歳なのでボクサーとしては遅咲きもいいところだが記念すべきこの第一作のあと、II III と制作して V まで合計5作に主演、それでも終わらず今度は番号は付けずに本名(映画の)、、昔の名前で出ちまった。それが”ロッキー・バルボア”(06年)、これは原点に戻り家族愛を軸にじっくり見せる。とても評判は良いし還暦過ぎのおっちゃんには見えないスタローンだった。
 
スタローンはその間にも”ランボー”をシリーズ化させこちらも合計4本、更には”エクスペンダブルズ”もシリーズ化の模様、既に2本を撮って3本目にかかっている。まったく老いてなお盛んとは彼の為にある言葉ではないだろうか。彼の場合はわざとなのかセリフが良く聞き取れない、、間延びしたニューヨークっ子風発音なのか、確かに余り環境の良い地域ではなかったそうな。でも体型からしてコレからもアクション映画に終始するだろうな、、同じ世代のアーノルド・シュワルツネッガーはオーストリア訛りだがやはり同じような設定で役柄も似たりよったりである。それにしてもこの40年、実感として随分つき合ってきたな~、、使ったお金も半端じゃないし。